賽の河原から、今度は御浜の方へ。
雪渓を少し進んだところから 夏道へ。
さっきお会いした秋田の方は、河原宿の方へ向かっていく。
私とは反対周りに、
河原宿から池塘のそばを通って笙ヶ岳まで行き、
長坂道~御浜経由で鉾立に戻るという。
「どこかですれ違うかもしれませんね!」
夏道の石段を登ると、もう一つ 雪渓あり。
雪渓の途中で何度も振り返って景色を眺めた。
手前の方は 雪の下が空洞になっていそうなので、
少し奥の方から 夏道に上がった。
葉っぱの先の方がちぎれているタケシマラン。
芽が出て間もないころに 誰かが食べたのかなぁ。
両側から薄茶色の波が押し寄せてくるみたい。
その薄茶色の波のような枯草の間からは、
コバイケイソウをはじめ 植物の芽が顔を出していた。
御浜の方から下ってきた方が
「笙ヶ岳も長坂道も鳥海湖も 良かったですよ~」
と声をかけて下さった。
稲倉岳の方を何度も何度も眺めながら歩く。
低いところにはフワフワな雲。高いところには 薄い雲。
その間にいる私。
チングルマは、まだ芽が出てきたばかり。
これから スゴイ勢いで葉を開いて花が咲くんだろうな・・・。
コバイケイソウの葉が あちらこちらに たくさん出ていた。
やはり今年は当たり年なのかな。
12時頃 御浜に到着。
御浜付近のハクサンイチゲは ツボミや咲き始め。
御浜小屋の前から もう一度 稲倉岳を眺め・・・
小屋のそばを通り、向こう側へ。
ずいぶん雪がとけたなぁ~。
鳥海湖は・・・割れ始めたところ。
御浜で15分ほど休憩し、長坂道へ。
チョコレートケーキに粉砂糖を振りかけたような・・・クリームを塗ったような・・・笙ヶ岳の東斜面。
毎度 撮りたくなるところ。
ブーケのようなハクサンイチゲ。
『花』っぽく見えてきた。( ´艸`)
長坂道のハクサンイチゲ、ピークはこれからといった感じで
ツボミが多い印象だった。
見下ろした蛇石流付近には まだまだ雪があるけれど・・・
雪の下は ずいぶん空洞になってきているんじゃないだろうか・・・。
( 行ってみたいけど、独りの時は行かない・・・。(;^ω^) )
鍋森。
『花』と斜めになってる『心』。
長坂道T字分岐付近まで来ると、
咲いてるハクサンイチゲの花が増えてきた。
ここにはミヤマキンバイも。
花はこれからという感じだけど、やっぱり来て良かった~! \(^o^)/
・・・と 幸せな気分に浸りながら
長坂道T字分岐そばのベンチで 景色を眺めながら昼食。
・・・③へ続く・・・