賽の河原から御浜の方へ。
夏には枯れてしまう沢。
この時は 雪解け水を運んで 勢いよく流れていた。
石の階段を登り始めて間もなく、
尖った葉の先についた水滴がキラキラしているのが目に入って
しゃがみこんで眺めた。
そんな私に
「何か ありますか?」
と何人かが声をかけ、追い越して行った。
賽の河原付近を振り返って見る。
当たり年のコバイケイソウ。
花だけじゃなく 葉のつき方もオモシロイ。
キョロキョロしながら歩き、御浜に到着。
御浜の小屋付近には、
ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲなどが たくさん咲いていた。
小屋の向こうは・・・ガス。
小屋の前から眺める稲倉岳、霞んでいる。
小屋の前を通り、鳥海湖が見える方へ。
やはり、向こうの景色も笙ヶ岳も ガスで見えなかった。
でも・・・風は 思っていたように強くはない。
山頂の方へ向かう人たちの姿を見ながら、
私の足も 山頂の方へ。
思ったほど強風じゃなくて、午後から少し天気が回復していく・・・
と なれば、やっぱり上の方に行きたい。( ´艸`)
星をちりばめたように 咲いているハクサンイチゲを眺めながら
扇子森の方へと進んだ。
御田ヶ原に来ると、南からの風に乗ってガスが流れていた。
奥に見えるはずの山頂は・・・見えない。
石の階段を下り、雪渓の下りだぁ~と思った時、
少しずつ山頂の方のガスが取れてきている感じがして立ち止まった。
どれくらい待っていただろうか。
やった~! 外輪と山頂が見えてきた~!
御浜までか、笙ヶ岳までか・・・
と スタート時には思っていたのだけど、
山頂が見えてきたら、上まで行く気持ち満々に。
八丁坂を過ぎ・・・雪渓を少し歩き・・・ 七五三掛の方へ。
七五三掛で、ちょっと一息。
ガスがかかる山頂を眺めたり、中島台の方を見下ろしたり。
・・・やっぱり、上まで行こう。
そう思いながら先へ。
18日の降雹で傷んだらしい葉が あちらこちらに。
前の外輪・千蛇谷の分岐まで来て、振り返って見る。
この辺りの岩に咲くイワウメが
何だか印象的なんだよな~と思いながら今年もパチリ。
さらに少し登って、現在の外輪・千蛇谷の分岐に到着。
今回も 登りは千蛇谷コースだな。
千蛇谷の雪渓も だいぶ とけただろうけど、どんな状況なんだろうか。
念のため いちおうチェーンスパイクは持っているけれど。
・・・③へ続く・・・