金色の光に包まれる弥陀ヶ原湿原を眺めて 満ち足りた気持ちになったけれど、
ここで終わりではない。
これから登るのだった。
朝のし~んと静かな空気の中を ゆっくり登っていく。
最初の急なところを登って 振り返って見る。
朝の山、やっぱりいいなぁ・・・と思いながら歩く。
植物たちは 朝日にキラキラ。
カタツムリさんも 気持ちよさそう。
山頂小屋に泊まったという方とすれ違った。
夕方の景色も朝も 素晴らしかったそう。
月山山頂小屋。私に泊まるチャンスがやってくるのは いつだろうか。
一気に視界が開けると・・・
やっぱり東側の斜面を眺める。
早朝見えていた鳥海山は ぼんやり裾野が見えているくらいに。
濃い緑、薄い緑・・・いろんな緑が。
遅くまで雪渓が残っていた所は 黄緑色。
最近 花が咲き始めた感じ。
右手の斜面の花畑。
薄青・薄紫のハクサンシャジンと 黄色のトウゲブキの組み合わせが 素敵。
夏の終わりに咲くウメバチソウも あちらこちらに顔を出していた。
花畑の中に佇む大きな石。
落ち着いた色合いの花畑に心癒されながら歩く。
アザミ、大人気。
石の上に、こんもりハクサンイチゲ。
9合目に近づくと、東側斜面に雪渓が現れた。
その下を雪解け水が流れる音が 聞こえていた。
雪渓の向こうには 小さな池塘。
道の両側にハクサンフウロがたくさん咲く中を進むと 佛生池小屋に到着。
佛生池。
かわいいピンクのハクサンフウロを眺めながら一休み。
・・・③へ続く・・・