池塘の方へと登る途中で長坂道の方を見ると、強風とともに ガスが流れてきていました。
笙ヶ岳三峰の方は どうかな・・・と見ると、
ガ~ン・・・ガス&強風!
まだまだ歩き足りない気持ちだけど、
無理して これ以上進むことはないと自分に言い聞かせ、ここを折り返し地点にする。
でも、すぐ折り返すのは もったいないので 、しばらく池塘を眺める。
カエル・トンボ・・・
毎年この池塘で命をつないでいく生き物たちがいるんだなぁ・・・。
あちらこちらに咲いている白い花は イワショウブ。
花そのものも可愛いけれど、風に揺れている姿も可愛い。
東から西へと 草の上を渡っていく風。
ガスの切れ間に 笙ヶ岳三峰と岩峰との鞍部を眺める。
向こうまで歩いて行きたいけれど、
かなりの強風だし すぐにガスで真っ白になるだろうから やめておこう。
この時期は池塘の水は少なくなっていて 残念だけれど、
それでも「池塘のある場所・風景」に惹かれる。
では、そろそろ折り返すことにしよう。
愛宕坂を下ってきて河原宿の方へ歩いていく人たちの姿が見えた。
強風の中、花を眺めながら? 長坂道の方へ向かう人たちの姿も。
その人たちの姿が、次の瞬間にはガスの中に。
強風に揺れる花。
強風に吹かれることなくいる花。
河原宿から 賽の河原の方へ。
愛宕坂の方から下ってきた方たちと少しお話していたら
「この辺で早めの昼食休憩にしていくけど、一緒に食べていかない?」
と お誘いをいただいた。
その方たちは、1・2年前に 賽の河原で『女子会』に誘って下さった方たちで、
Sさんの山仲間だった。(この日はSさんは いらっしゃらなかったけど)
こんな偶然もあるんだな~。
再会できたこと、2度目の「女子会」へのお誘い、嬉しかったけれど、
下ることにした。
少し下ったところから その方たちを振り返ってパチリ。
「また お会いしましょう!」
賽の河原の方へと下って行ったものの、
そのまま下山してしまうのは 何だかもったいないな~と思いながら
石をパチリ・パチリ・・・。
そして・・・
賽の河原に もうすぐ合流、 というところまで来て、
「やっぱり、せっかくだから、この辺で おやつタイムにしよう」と思った。
じゃん! スイーツとともに一休み。
のんびり景色を眺めていると、
河原宿の方から下ってきた方たちが フツーに あの雪渓の上を歩いていった。
下が空洞になっていた様子を思い出してドキドキしたけれど、
雪渓って、思ってるより壊れにくいのかもしれない・・・。
でも私は やっぱり怖いので、雪渓をさけて下ってきた。
こんなのを見ると、やっぱり渡れなかった・・・。
昔? 水を引くために造られたという用水路をパチリ。
きっちり折りたたまれていたトウウチソウ葉が、少しずつ開こうとしている。
これから開こうとしているシダも。
石の上に並んでいるのは、どなた?
御浜の方から下ってくる人たちが 向こうに見えた。
御浜も、きっとガス&強風だっただろうな。
雪渓がとけた水が 流れているそばを、足元に気を付けながら歩く。
賽の河原に合流。歩いてきた方を振り返って見る。
あの雪渓も、今度来る時には 全部消えて無くなっているだろうな・・・。
・・・④へ続く・・・