伏拝岳から先へ。
秋の気配の南側斜面。
アザミがたくさん咲く南側斜面。
時々、ガスが晴れれば見えるはずの景色を想像してみる。
ずっと下の方に千蛇谷コースの道。上の方に御室。
あんなに急な道を登ったんだなぁ・・・と 外輪コースを下るたびに思う。
ハイマツの間に細く続く道。
このハイマツの下に、ちょこちょこ花が咲いていたりする。
マイヅルソウ、ハクサンシャジン、ハクサンフウロ・・・などなど。
タケシマランの実もみ~つけた。
先を行く人の姿を見て、
これから自分もあんなふうに歩くのか・・・とワクワクしたり、
歩いてきた道を振り返って、あんな道を歩いてきたのかぁ・・・と思ったり。
毎年この場所にかたまって咲いてる気がするヤマハハコ。
13:30 文殊岳
赤く色づき始めたコケモモの実。
まだまだ急な下りが続く。
千蛇谷コースを下っている人の姿が 小さく見えた。
私が千蛇谷コースを登っている時、外輪コースから見下ろしていた人がいたかもしれない。
振り返って見る。七高山が ずいぶん遠くになった。
下の方に、七五三掛が見えてきた。
ここから七五三掛までも、ゴロゴロした石の急な道。
足の置き場に気を付けながら下る。
七五三掛では休憩なしで先へ。
北峰で休憩しながら少しお話した方。
この方も、あちらこちら 同じような場所で立ち止まって写真を撮っていた。
八丁坂まで来ると、御田ヶ原分岐から鳥ノ海分岐への道が見えた。
その道を歩いている方の姿も。
私も あの道を歩いていこう。
ちょこちょこ お話した方に挨拶して、鳥ノ海分岐の方へ。
ガスの下に千畳ヶ原が見える。
!!! ビックリ。アゲハの幼虫じゃないですか。(;^ω^)
木道を歩きながらも、向こうの尾根のヒダヒダに見とれながら眺める。
鳥ノ海分岐が見えてきた。そして・・・
こんもりした鍋森の右奥に笙ヶ岳三峰、左奥に笙ヶ岳一峰が見えている。
キンコウカの花は そろそろ終盤。
花の周りにある葉の先がオレンジ色に変わり始めていた。
14:35 鳥ノ海分岐。
千畳ヶ原にも行ってみたいけど、まだ次の機会に。
鳥海湖。
西側斜面の雪渓がすっかり消えて無くなり、水音が聞こえなくなっていた。
残る雪渓は、わずか。
振り返り、鳥海湖のそばから眺める山頂。
鳥海湖の縁の斜面のカラマツソウは、金平糖のような実をたくさんつけていた。
道の反対側には 真っ赤なベニバナイチゴの実。
振り返ると、鳥海湖に ガスがかかった山頂が映っていた。
さぁ 木道を上るぞ、という時になったら、前方が真っ白になっていた。
木道を上る途中で振り返ると、
ついさっきまで見えていた鳥海湖も山頂の方も 全く見えなくなっていてビックリ。
が~ん・・・。
木道のそばの 黄葉し始めたイワイチョウから 元気をもらって上る。
が~ん・・・長坂道のT字分岐付近も真っ白じゃないですか・・・。
御浜の方を見ても真っ白。
河原宿の方も真っ白。
真っ白なガスの中を独りで歩いて行くのは心細い。
どっちへ進もうか・・・。
・・・⑥へ続く・・・