笙ヶ岳一峰からの眺め、やっぱり いいなぁ・・・
と思いながら、庄内平野を見下ろしたり、その奥の月山を眺めたり、日本海側を見たり。
見下ろすと、深い緑の中に 赤い屋根の万助小舎が小さく見える。
今日は、静かな笙ヶ岳一峰で しばらく のんびり過ごそう。
・・・のはずだったけど、
長坂道を少し下ってみることにした!
庄内平野をバックに 長坂道を下っていく人たちの姿を何度か見ていて、
いつか少し下ってみようかな・・・と思っていたのだ。
( 長坂道を登って笙ヶ岳へ・・・も、いつかチャレンジしたい。)
「いってらっしゃ~い! 楽しんで~!」
と言ってくれてたハクサンイチゲたち。
笙ヶ岳一峰で一緒にお話していた秋田の方も、途中まで一緒に。
Yさんは、一峰で 景色を眺めているそう。
水場や沢の近くなどに咲いているイメージだったけど、
ガラガラ石が積み重なった陰に ミヤマダイモンジソウが。
「いつか下ってみよう」と思いながら いつも眺めていた道を下っている、
というワクワク感でいっぱい。
下って来ると、こんなふうに見えるのかぁ・・・と思いながら、
山頂や千畳ヶ原の方を何度も何度も眺めた。
初めて歩く道から眺める景色が とても新鮮で、そのままどんどん下っていきたい感じだったけれど、
そろそろ戻らなくちゃ。
15分ほど下ったところで折り返すことにした。
が~ん・・・この急斜面を登り返すのか~(;^ω^)
と見上げる。
横を見ると、月山森や千畳ヶ原より低いところにいるのがわかる。
下りたいと思っていた道を下ってくることができたワクワク感をエネルギーにして、
登っていこう。
そういえば、
以前 一峰で休憩していたら、長坂道を登って来た方がいらして、
「私 73歳なんだけど、毎週のように長坂道を登ってきてるのよ~。
ほぼコースタイムで登ってこれるよ」
と おっしゃるので 驚いたことがあったっけ。
振り返って、折り返してきたチシマザサの辺りを見下ろす。
キツイ坂だな~と思いつつ、目に入った石をパチリ。
休憩場所に良さそうな岩陰。
あ! Yさんと秋田の方の姿が小さく見えた! お~い!
折り返し地点が少しずつ遠くなっていく。
石の間に咲いているハクサンイチゲやミヤマリンドウを眺めつつ登る。
虫がとまっているハクサンイチゲのそばには
実を付けたギボウシ。
月山の方から放射状にのびてくるような雲。
下り始めてから35分くらいかけて一峰に戻って来た。
お待たせしました~。(;^ω^)
Yさんと秋田の方と3人でコーヒータイムに。
お喋りしていると・・・ヘリコプターが。
あちらこちらをグルッとまわっていたので、何かの撮影でもしていたのだろうか・・・。
長坂道を少し下った時間も含め、1時間半ほ過ごし・・・
そろそろ笙ヶ岳一峰をあとにすることにした。
昼近くなっても山頂はスッキリ。
静かで天気が良くて・・・。
こんな日に 山でのんびり過ごしているって、なんて贅沢なんだろう・・・。
・・・⑤へ続く・・・