黒伏山から周回するというガンチャンさんに同行させていただくことにした。
『黒伏山』。
その名前を聞いたり 遠くから眺めたりしたことはあったけど、まだ登ったことはなかった。
その黒伏山から白森~銭山~福禄山~毘沙門山~ウバ地蔵~粟畑と右回りに周回するとのこと。
船形連峰の山には行ったことがなかったので、ドキドキ。
R47を通って新庄周りで向かったのだけど、
途中、 濃い霧のため、道の駅村山にて霧が少し薄くなるのを待ち、その後 黒伏高原の方へと向かった。
( 東根温泉を抜けた途端に 一気に霧が晴れてビックリ。(;^ω^) )
黒伏高原スノーパークの前で登山口を確認し、さらに進むと、柳沢小屋があった。
10台ほど止められそうな駐車スペースには車が2台。
宿泊している方たちがいるようだった。
ここで小屋の外にあるトイレをお借りした。
小屋の近くには・・・。
柳沢小屋からさらに林道を進んでいくと、
林道の終点に20台ほど止められそうな駐車スペースがあり、
そこに船形山への観音寺コースの登山口もあった。
1台をそこに置き、黒伏山の登山口の方へ移動。
6:25頃 陽が当たる頃になると、南壁の斜面が少し赤みがかってきて・・・
1分後には 上の方から朝日が当たり始め・・・
6時半頃には オレンジ色に染まった!
うわ~スゴイ迫力だ~!
南壁の右側のピークが黒伏山。
南壁の南西側を巻くように登り、その先 急登を登っていくということだけど・・・
下から見上げていると、ホントにあそこまで登れるの?と思ってしまう。(;^ω^)
『P4』の標示のある駐車場に車を停め・・・
6:50 『P3』と『P4』の間の道から入って行く。
登山届BOXはあるけど、中のファイルに用紙は入っていなかったので、
準備してきた用紙を入れた。
ここから村山野川のそばに下りる。
単管パイプ3本を結んだ橋があるということだったけど、
そのパイプは既に撤去され、 道のそばに置かれていた。
深さは30cmくらいあっただろうか。
久しぶりにこの日はストックを使うことにし、石の上を慎重に渡って向こう側へ。
渡ってすぐ右手に、『柴倉コース』の登り口があった。
『大平黒伏コース』へ行くので、すぐその先でもう1回渡渉。
奥から流れてくる沢を渡渉してから登り始めた。
ここが『大平黒伏コース』の登り口かな。
足元には オレンジ色に染められた細い木の棒が 矢印の形に置かれていた。
円い案内表示板は壊れていたけれど、確かに『登山口』って書いてある。
まだ日の当たらない斜面を登り始めると、
上の方の木々に陽が差してオレンジ色になっているのが見えた。
登り始めから けっこう急。
見上げると、黄色く色づいたカラマツ。その奥には真っ青な空。
少しずつ林の中にも朝日が差し込むようになっていく。
振り返って見る。
足元には カラマツの葉がいっぱい落ちていた。
落ち葉の中、水が流れているところが あちらこちらに。
苔生した石がゴロゴロした斜面に落ち葉が降り積もっている。
ブナの大木が現れるようになると、足元の苔むした石も大きくなってきた。
何度も振り返っては、朝日にキラキラ葉を眺める。
こんな岩も見られるように。
石が大きくなって、石と石の隙間も大きくなって、そこに落ち葉がかぶさっているので、
足の置き場に気を付けながら歩いた。
大きな石に腰かけているようなブナがいっぱいの林。
「ぬははは・・・」
と声が聞こえてきそう。(;^ω^)
石だけじゃなく、木の根の上にも落ち葉が降り積もってる。
隠れた木の根に引っかからないように歩く。
木の根の間を埋めるように生えていたコケ。
うわ、木々の間から見えたのは・・・黒伏山じゃないですか!
そり立ってますなぁ・・・。
『南ペキ→』『中央ルンゼ→』
ガンチャンさんは、岩登りもされていた頃、あの南壁でクライミングしたことがあるそう。スゴイな~。
雑木林と杉林の間を進む。
少しずつ 黒伏山が近づいてくる。
振り返ると、けっこう登って来たことが分かる。
道は、山麓を西側へと回り込んでいき、
木々の間から見上げる南壁の形が少しずつ変わっていく。
登っていく斜面を見上げたり・・・
登って来た斜面を振り返って見下ろしたり。
南壁が少しずつ低く見えるようになってきたということは、
少しずつ標高が上がってきたということか。
でも、まだまだ これからだよ。(;^ω^)
カワクルミの木。実がザランザランとなっている。
そこにいるのは、どなた?
黒伏山の山麓には、カラマツがいっぱいだなぁ・・・。
なんて思いながら さらに登っていくと・・・
尾根に出た。
さっき追い越して行った方が休んでいるところは、遅沢分岐かな。
8:46 遅沢分岐に到着し、一息。
・・・②へ続く・・・