日陰になった柴倉山の北側斜面に、落ち葉の道が細く続いていた。
しばらくは、このトラバースの道を進む。
木々の間から P1209を振り返って見る。
細い踏み跡の道は、積もった落ち葉も 草も 木の枝や根も滑るので、
脚の置き場に気を付けて進む。
斜面の美しいブナ林。日が当たってなくて残念。
P1209の向こうに福禄山も見えてきた。
何でもないように見えて、けっこう緊張しながら歩いた道。
歩きづらいトラバース道も ここで終わりか?・・・と思ったら、
いやいや、まだまだ これから!・・・なのだった。(;^ω^)
少しずつ影が伸びていく。
さっきよりも ドキドキする道じゃないですか。そして・・・
あ・・・あれっ? 道は・・・どこ?! ( ゚Д゚)
道らしき道が見えないよ~。(;^ω^) 地図では一般道になってたんだけどなぁ・・・。
先を行くガンチャンさんの様子を見ながら
・・・とにかく 足の置き場をよく見て 掴めるところを探して 少しずつ進もう・・・
と自分に言い聞かせる。
「草は 引っ張っちゃダメだよ! 押し付けるんだよ!」
少し進んだところで振り返って見る。どこを歩いてきたのかな~。(;^ω^)
ドキドキな斜面は まだ続く。
足を滑らせたら ずうっと滑り落ちていきそうなので、焦らず ゆっくり慎重に・・・。
わずかな距離に数分かかって ようやく通過。
振り返って見ると、ほそ~く踏み跡が見えた。
そして、すぐそばのブナには切れたロープが・・・。(;^ω^)
無事に通過してホッとし、次に進む道の方を見ると・・・急な下りが待っていた。
下りが得意なんだと言って どんどん下っていくガンチャンさんの後から
へっぴり腰で ゆっくり下っていく。
下り切るとすぐに登り返す。
柴倉山の方を振り返って見る。
うわ~。ゴツゴツした岩がいっぱいだぁ。
左手前方の木々の向こうに見えてきたのは、これから行くP1177かな?
柴倉山の方を振り返って見る。
辺りには、ユラユラした感じに曲がったブナがいっぱい。
ん? 爪跡?
P1177への登りに入る手前で ちょっと一休み。
おにぎりやパンを食べ、コーヒーを飲んで・・・再び出発。
登っていくと、東側の景色が良く見えるようになった。
船形山をズームで見ると、山頂小屋が小さく見えた。
15時を過ぎ、すっかり夕方のような光に。
振り返って見る。柴倉山が ずいぶん小さくなったな。
さらに進んでから振り返ると、
柴倉山の左奥にある黒伏山~銭山~福禄山~柴倉山・・・と、歩いてきた山々が見えた。
この倒れた棒のところから、東へ進んでいた道は カクンと曲がり、
北へと方向を変える。
向こうに見えているのが毘沙門山だろうか。
この先歩いて行く道が まだずうっと続いてるよ。(;^ω^)
最上カゴにも仙台カゴにも登れるようだけど・・・いつか機会がある時に。
右側は けっこう急斜面。
でも展望がよいので、景色を眺めながら歩いた。
踏み跡の両側に生えているのは、イワカガミの葉かな?
小さなアップダウンを繰り返しながら進み・・・
進んでいったところ・・・
たぶん、
山頂の標柱は見えなかったけれど、ピンクテープの所が毘沙門山の山頂だったのでは?
毘沙門山(と思われたところ)から少し東寄りに方向を変えて下っていく。
鳥さん。
15:45 ウバ地蔵。
標柱から 船形山の層雲峡コースへと下っていく道は、藪で良く見えなかった。
徐々に陽が傾いてきた。
・・・⑥へ続く・・・