冷たい風に吹かれながらも、景色を眺めつつ おやつを食べ・・・
11:57 鳳来山山頂をあとにした。
鳳来山山頂まで来て下った人もいたかな? と思ったけれど、
雪の上にあるのは自分の足跡だけ。
天気は良かったけれど、この日 鳳来山に登ってきたのは 私だけだったみたい。
少し下っては・・・
振り返って見て・・・
また少し下って・・・
振り返って見て・・・。
振り返るだけじゃなく、右も左もキョロキョロしながら下ってきた。
木々が葉を落とし、明るい陽が差し込む。
さっきまでいた場所が どんどん遠くなっていくのを見ると、
いつも なんとも言えない気持ちになる。
登っていく時 まだ日陰だった西側斜面。すっかり明るくなっている。
振り返ると、北側から少しずつ雲が広がってきている感じがした。
ガスの中から一瞬白く見えたのは月山森?
この後すぐにまたガスに隠れてしまった。
振り返って見る。
うにょうにょと枝が動き出しそうな木を 下りでも眺めた。
今回は 唸り声が聞こえなくて良かった・・・(;^ω^)
と、ホッとした気持ちで下り・・・
『かくれ山分岐』まで来た。
分岐から少し左斜めに下る道を行く。
南高ヒュッテが見えてきたよ。
煙突の煙は出ていない。Hさんはいないみたい。
このまま登山口まで下っても それほど時間はかからないんだけれど、
誰もいない南高ヒュッテで、ちょっと休憩。
あ、そっかぁ・・・。
ここに座って眺められるように、餌台が あの場所なんだ・・・。( ´艸`)
コーヒータイムの後、南高ヒュッテを出た。
下る前に振り返ると、
雲がヒュッテの上の方まで広がってきていた。
だいぶやわらかくなった雪の道を下り、水場のある沢を渡って・・・
向こう側へ。
真上は青空だけど・・・
振り返ると、さらに灰色の雲が広がってきていた。
辺りがすっかり曇ってしまう前に下山したいなぁ…と思いながら下る。
陽が当たっていた南側は、もともと少なかった雪が解けてきて、
道を雪解け水が流れているところもあった。
陽が陰ってきたなぁと空を見上げると、
北西側から灰色の雲がどんどん流れてきたのだった。
13:05 開拓登山口に戻ってきた。
駐車スペースには 自分の車1台のみ。
この時、南側には まだ青空が広がっていて、
車のそばからは 月山も朝日連峰も見えていた。
月山の方、風が強そう。雪煙が上がっているもの。
雪の状況がわからず、鳳来山まで行けたらいいなぁと思いながら来たこの日、
まずは、青空の下、限界杉まで行くことができてよかった。
もっと早くスタートして ワカンを履いて、もう少し先まで行きたかったなぁ・・・
・・・というのは、下ってきてからだから言えること。
どこに行こうか、不安で決められなかったんだもんね。(;^ω^)
帰り道、振り返ると、ちょうど鳳来山に陽があたっていた。
灰色の雲に覆われたのは、鳥海山付近だけだった・・・。(;^ω^)