11:58 ここを折り返し地点として戻ろう。
足跡のない雪の上を登ってきて、
今度は 自分がつけた足跡を見ながら下っていく。
ふと鳥海高原ラインの方を見ると・・・
車道を登っている人たちの姿が小さく見えた。
この時間に登っているということは、スキーで滑り下りてくるのかな。
ワカンをはいて下ってきた自分の跡を振り返って見た。
急斜面を下ったところで、振り返って見る。
積もった雪や東側斜面の木々を眺めながら、
「風速30m以上の風雪が吹いている時、
この辺りは どんな様子なんだろう。どんな音がしているんだろう。」
と思った。
折り返してきた大黒台への急坂と奥の外輪山を もう一度振り返って眺め・・・
横堂への急斜面を下っていく。
少し下って振り返ると、空が青かった。
青い空と、白い雪をまとった木々と、雪面をかけ下りたウサギの足跡を眺め、
そして眼下に広がる景色を眺めながら、
今朝起きた時には家でゴロゴロして過ごそうと思っていたことを思い出した。
・・・やっぱり来て良かった。
雪を崩して蹴りこんで一歩一歩登った急斜面、
下りは あっという間。
下りきるまでは あと少し。
急斜面を下りきったところで、振り返って見る。
15分近くもかかって登った1つ目の急斜面を振り返って眺め、
その向こうに隠れて見えない2つ目の急坂を思い出す。
戻ってきたよ、鳳来山。
12:15 鳳来山山頂に戻ってきた。
雪で風よけを作り、バーナーを使った跡あり。
M先生たち、ここで温かいものを食べながら景色を眺めたんだな・・・。
鳥海山の上の方にはガスがわいてきていて、どんどん流れていた。
上の方は けっこう風が強いのかもしれないなぁ・・・。
・・・⑤へ続く・・・