ここ2・3年、1月初めに土門拳記念館を訪れていて、
今年も行くことに。
気温が低く、時々粉雪が舞う天気だったけど、
逆に、静かな館内で ゆっくり写真を観ることができるかも・・・と思いながら。
入ってすぐのところにある亀倉雄策氏デザインの銘板。
昨年 亀倉氏のグラフィックデザインのポスター展があったのだけど、
どのポスターも素敵で見入ってしまった。
亀倉氏がデザインしたものには、
NTTやTDKのロゴマーク、1964年東京オリンピックのポスター・・・などなど、
たっくさんあるそう。
銘板には、外の階段や雪が映っていた。
展示室の方へ向かう時に見た『土門さん』。
雪の中で何を思っているのか・・・。
この廊下のほの暗さが、
日常から非日常の世界への通路という感じがいい。
この日の展示の一つ。
すぐ左手に『ドモン異色作品?』の展示。
仏像や寺院、ポートレートなどの写真とは違う作品。
1枚1枚の写真が強いパワーを発していて、
この展示だけでも、けっこう「観た~」って感じになった。
( 絵や写真をはじめ、作品を観るのにはエネルギーが必要。)
この後、ポストカードになった写真の展示を観た。
主展示室からの渡り廊下。
ここも好き。
この細長い窓。
奥の方に向かうにつれて、
少しずつ幅が広くなっていくんだよね。
『拳湖』の表面の模様がオモシロイ。
勅使河原宏氏による庭園『流れ』にも、
今は雪が。
この椅子のやわらかい影が素敵だと思う。
一般公募による『私のこの1枚』の展示もあった。
子どもから大人までの『私のこの1枚』が出品されていて、
その作品にも その人の「想い」が込められていた。
私は、目に入るとすぐにシャッターを押してしまいがちなので、
もっと落ち着いて? 想いを込めて撮るようにしたいなぁ・・・と思った。
出入り口の方へ戻るときにも、『土門さん』をパチリ。
『土門さん』は、まだ雪の中に佇んでいた。
外へ出てから階段を上ったら、
中庭に、雪を抱く『土門さん』の姿が見えた。
それ以上進むとズボズボになりそうだった(長靴ではなかった)ので
引き返してきた。
雪の季節の土門拳記念館も いいな。
土門拳記念館から酒田市美術館へとハシゴしようかとも思ったのだけど、
雪がたくさん降ってきたので そのまま帰ることにした。
帰宅途中は地吹雪だった・・・。