THANKS TO YOU !!!

のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'22/01/21 関川しな織センターへ

 

 

何年も前から行ってみたいと思っていた『関川しな織センター』。
仕事が休みだったこの日、ふと思い立って行ってみることにした。

 

山間の地域で雪がたくさん積もるであろうこの時期だけど、
国道が通っているのだから除雪はしてあるだろうし・・・
日曜日以外は開館しているそうで、
せっかくなら見学だけでなく『しな織体験』もしたいと、予約をしてから向かった。

道路の状況や天気に不安を感じるけれど・・・
午前中は雪、午後は曇りの予報だから大丈夫だろう!
自宅付近は時折 吹雪。
でも行こう。

 

大日坂手前、湯田川温泉入口の信号のすぐ先に、
最初の案内表示あり。

f:id:pft78526:20220121185025j:plain

 

『しな織センター』まで26km。『摩耶山登山口』まで22km。

f:id:pft78526:20220121185032j:plain

 

大日坂トンネルをぬけ、田川地区に入ると、
周囲の山の木々が 雪でキレイだった。

f:id:pft78526:20220121185043j:plain

 


積雪量が徐々に増えていき、道路は圧雪状態。

f:id:pft78526:20220121185049j:plain

 


温海地区に入った頃、雪が降りだした。
表示されていた気温は -1℃。

f:id:pft78526:20220121185053j:plain

 

途中、道路が狭くなっているところで対向車があったら 大丈夫かな・・・
とドキドキしていたけど、大丈夫だった。
すれ違ったのは除雪車のみ。

f:id:pft78526:20220121185102j:plain

 

ここから左へ。
この雪の状況で この道を通るのが初めてだったら 「不安でいっぱい」だっただろうけど、
摩耶山に登るときに何度か通っているから「小さな不安」程度。(;^ω^)

f:id:pft78526:20220121185323j:plain

 

左折してから10分ほどで到着。

f:id:pft78526:20220121185330j:plain

 

駐車スペースには車が2台。
来館者は私だけのよう。

f:id:pft78526:20220121185337j:plain

入口を入ってすぐ左手の部屋では、機織りをしている音が聞こえていた。
作品の展示販売コーナーの先に しな織体験する広い場所があり、
体験用のしな織機がいくつか置かれていた。


私が使用したのは、このしな織り機。

f:id:pft78526:20220121185344j:plain

足元にある2つのペダル?を 左右の足で交互に踏む。
踏むと縦糸を張った2つの面が上下に開くので、
その間に横糸を渡すのだった。

「横糸を渡したら、
 片足踏んで 板を奥から手前にトントンと2回引いて糸を寄せる。
 もう片方を踏んで トントンと糸を締める。」
の繰り返し。

繰り返す動作は、リズムがあって すぐに慣れたけれど、
横糸を渡した時や「トントン」の時の力加減は すぐには慣れなくて。

f:id:pft78526:20220121185357j:plain

 

織り機の反対側から見たところ。

f:id:pft78526:20220121185412j:plain

 

初めてのしな織体験は、
楽しくて夢中になってやって、あっという間に終了。(20分ほど)

f:id:pft78526:20220121185408j:plain

 

 

私が織った10cm四方のコースター。
横糸の引き加減がわからなくて 緩んでるところがいっぱいだけど、(;^ω^)
初めてしな織機で作ることができて嬉しい。

f:id:pft78526:20220121185415j:plain

しなの糸、1本1本の色が微妙に違っていて美しい。
「織る」って素敵だなぁ・・・。

 

 

しな織体験の後は、
しな織の工程をまとめた動画を視聴。

f:id:pft78526:20220121185532j:plain

樹齢15~20年の木を選んで伐るところから始まり、
すべて手作業で1年間かかるのだった。

織り方を指導してくださった方は、
「時間はかかるけど、
 この工程の1つ1つが  おもしろいのよ~。」
と、笑顔でおっしゃっていた。

f:id:pft78526:20220123075658j:plain

挨拶して出るときにも、
作業中の機織りの「トントン」という音が、心地よく響いていた。

短い時間だったけれど、充実感いっぱいで外に出ると・・・

 

なんと、青空が見えていて、
奥に摩耶山が見えているではないか!

f:id:pft78526:20220121185539j:plain

 

雲間からの光が 摩耶山の山頂付近に差し込む美しさに、
しばし見入ってしまった。

f:id:pft78526:20220121185552j:plain

 


雪の中を来た時の様子がウソのように・・・

f:id:pft78526:20220121185605j:plain

 

頭上には青空が広がり・・・

f:id:pft78526:20220121185610j:plain

 

別の世界のようだった。

f:id:pft78526:20220121185614j:plain

 


では、そろそろ帰ろう。

f:id:pft78526:20220121185617j:plain

 


しな織センターの前のR345をずっと進んでいくと、
小名部地区を通って鼠ヶ関のR7に出る。
冬季は閉鎖されてるけれど、いつか通ってみようか。

f:id:pft78526:20220121185631j:plain

 

除雪した雪の壁の向こうを見ると、
なだらかな曲線が美しい雪原があった。

f:id:pft78526:20220121185637j:plain

 

しな織体験ができて・・・
冬の摩耶山を見ることができて・・・
嬉しい日になった。

f:id:pft78526:20220121185648j:plain

 


帰り道。
来るときと同じ日とは思えない青空の下、真っ白な道を行く。

f:id:pft78526:20220121185653j:plain

 

田川地区まで来た頃には、道路には雪は無くなっていた。
そして・・・

f:id:pft78526:20220121185656j:plain

 

自宅近くまで来たところで、鳥海山をパチリ。
家を出た時には、吹雪だったから嬉しいビックリ。

f:id:pft78526:20220121185659j:plain


天気が下り坂なので、山頂が傘をかぶり、さらにその上に頭巾雲。
上の方は強風なのかも。

f:id:pft78526:20220121185713j:plain

 

しな織体験で織ったコースターは、
次のコースターを織ってからの切り離しになるので、後日郵送して下さるとのこと。
郵便受けに届くのを楽しみにしていよう。