前の週に続き、月山エコプロのツアーに申し込み。
この日は、残雪の六十里越街道ツアー。
旧湯殿山ホテルから田麦俣の七ツ滝登山口に下りてくるコース。
前の晩から雨が降り続く天気だったけれど、
風は強くない予報なので、
雨でしっとりしたブナ林を歩けることを期待して出発。
羽黒地区から見た月山の方はガス。
ガスで幻想的なブナ林の中を歩けるんじゃないかとワクワク。
全体の集合場所は旧湯殿山ホテルだったけれど、
庄内から参加の私は 下山地点の七ツ滝駐車場へ行って車を停め、
帰り用の車を置きに来たガイドのSさん・Iさんとともに Iさんの車に乗せていただいて
旧湯殿山ホテルに向かった。
旧湯殿山ホテル付近も やっぱり雨&ガス。
雨に濡れて 植物が みんなイキイキして見えた。
ガスが濃くなったり薄くなったりする中で
Sさんのお話を聞き、軽く体操をして・・・
8:30過ぎにスタート。
道がカーブして間もなく、林の中へ。
さっそく、ブナ林の美しさに感嘆の声。
足下には、大量のブナの花。
そして、抹茶色の雪上藻。
この辺りのカンバは 何カンバですか?とIさんに訊いたら、
「ウダイカンバですね」
と教えて下さった。
斜面を登り・・・少し下った辺りで、
「猿みたい~」
とい話しているのが聞こえてきた。
・・・どれどれ?
ほんとだー。( ´艸`) 二本足で歩いてるみたい~。
近づいて見ると、こんなふうに曲がってるブナだった。
独りでビクビク不安な気持ちだったら、ホントに驚くだろうなぁ・・・。
最初の湿地。
ミズバショウが咲いてた。
ここから少し登ったところにも・・・
ミズバショウの咲く湿地アリ。
ひっそりと誰にも知られずに 花が咲いている場所も あるんだろうな・・・。
今度は、大きな湿地。
というか、池?
左側の斜面へ登り、別のところから眺めてみる。
何だか いい感じだな~。
ブナの花の茶色が、なかなかオモシロイ風景をつくっているのだった。
幻想的な風景を何度も振り返りながら 進む。
ザーザー流れる仙人沢の水音が 辺りに響き渡っている。
ムラサキヤシオの花を眺めたり・・・
ウネウネした枝を広げるブナを眺めたり・・・
マンサクの花を眺めたりしながら進んでいくと、
こんなところを上がる所あり。
順番を待っている間に ブナの樹幹流を見ている方も。( ´艸`)
木々の間から仙人沢の向こう側の斜面をチラチラ眺めながら
細い枝が倒れている中を歩いていく。
「カモシカだ」
と言う声が聞こえたので、おお~と思いながら行ってみると、
カモシカの姿ではなく、たくさんのフンがあった。(;^ω^)
「全部同じような形・大きさなのがスゴイなぁ~」
とIさん。
・・・確かに。( ´艸`)
歩きやすいところを探しながら先頭を歩くSさんの後に続いて
歩いていく。
藪の斜面から尾根に上がったかな?と思いながら ふと見ると・・・オモシロイ木が。
細い枝が 雪の重みで下がっているんだぁ。
「鳥かごだよ~」
というSさんの声に、すかさず中に入っていったIさん。( ´艸`)
Sさんの声一つでサッと登ったりくぐったりできるIさんの身軽さが羨ましい。
幻想的なガスのブナ林を登って行く。
キョロキョロしながら登っていくと、足下の雪が赤く染まっているところが。
これが『赤雪』と言われる雪上藻かぁ。
辺りを見ると、
沢の流れのように、向こうから続いているのもあった。
・・・②へ続く・・・