天気がパッとしない予報だったこの日、
どこの山に行こうか迷った末、摩耶山へ行くことにした。
天気はまずまずの感じだったし・・・
摩耶山の山開き登山会があって たくさんの人が登っていれば
クマに遭遇する可能性が低いだろう…というのもあって。(;^ω^)
私は 今回は登山会に参加せずに登ることにし、
『摩耶のやかた』を通り過ぎ、R345から表示のあるところで左折。
すれ違う幅のない砂利道を、ドキドキしながら登山口の方へと進んだ。
登山口のすぐ奥の駐車スペースには、車が3・4台。
私のすぐ後にも2台やってきた。
準備をして登山口へと歩き出した。
が、
そこらじゅうの植物に水滴がついてキレイだったし・・・
見上げた斜面のシダがイキイキして見えたし・・・
ひっそり葉にとまってる蛾?が可愛らしく思えたりして・・・
登山口の手前で すでに何度も立ち止まることになった。
登山口に設置された『摩耶山登山者記帳所』ボックスの中のノートに記入。
9:20 スタート。
シダの中にカラマツソウ。
チゴユリの葉の1枚1枚の葉の先に しずくが。
ツクバネソウの花も咲いていた。
沢の水音を聞きながら、松林を進むと・・・
間もなく雑木林に。
イワウチワの濃い緑の葉の間から、
黄緑色の新しい葉が たくさん顔を出していた。
沢沿いの斜面に雪渓が現れ始めた。
木々の枝がのびてきて・・・
鵜の巣の倉もカジ倉も 見えにくくなっていた。
向こうに、沢を渡る橋が見えてきた。
オトシブミの文がいっぱい!
「文を地面に落とすタイプと落とさないタイプがあるんだよ」
って、自然博物園のガイドのKさんが言ってたなぁ。
橋を渡る手前で、まずは こんなところを下って。
うわ~・・・いい感じだなぁ・・・。
板が無くてハシゴだけの時もあったけれど、
板があって歩きやすい。
ここからは、沢を左に見ながら歩いていく。
沢の流れを何度も見下ろし、水音を聴きながら歩く・・・
っていうのが、
この越沢コースで 私が特に好きなところだなぁ。
辺りに生えている植物たちも、
この水音を聴いているんだ、きっと。
初めて摩耶山に登ったのも、越沢口から。
ドキドキ・ビクビクしながら歩きだしたけれど、
そのうち いつの間にか とてもウキウキした気持ちになって歩いていた・・・
そんなことを覚えている。
少し登ると・・・
道は水際を離れ、
シダ、ニリンソウ・・・
しっとりした雰囲気の林の中を歩いていく。
植物たちの勢いを感じながら歩いていくと・・・
分岐に来た。
右の道は『初心者コース』となっているけれど、
それなりに急なところもあるし、ロープが設置されているところもある。
私は・・・今回も やっぱり、
弁財天滝のそばのハシゴを登っていくコースを行こう。
・・・②へ続く・・・