河原宿から雪渓へ上がる。
青空が見えてきたし、気分が上がるなぁ~。( ´艸`)
長坂道T字分岐に行く手前で雪渓から南側へ上がる。
長坂道の方には、外輪山がチラッと見えてきた。
私は、あっちへ向かう。
よく見ると、笙ヶ岳三峰に登って行く人たちの姿が。
私が三峰を登る時にも ガスが晴れるといいなぁ・・・。
青空を映す池塘を見ることができるかな・・・と思っていたけれど、
この日は こんな感じだった。
イワイチョウ・イワカガミ・チングルマなどが咲く草原の中を歩いていく。
雪が解けて緑の植物がいっぱいに生えた笙ヶ岳三峰の斜面。
あらら、三峰にガスが流れてきちゃったよ。
長坂道に合流して見る岩峰の方にも御浜の方にも ガスが。
ガスが流れる笙ヶ岳三峰へ、雪渓を登って行く。
真っ白になるほどじゃないから大丈夫。
・・・と思いながら登って行くと、
雪渓から夏道になって間もなく、今度は青空が。
ふお~ コバイケイソウにイワイチョウにチングルマ、イイ感じだぁ・・・。
さっきまで全然見えなかった鍋森も見えてきたよ。
三峰のピークに上がると、二峰・一峰の方はガス。
近くの石に腰かけていた方が
「アンタは一峰の方まで行くの?
アタシは もうここまででいいよ。向こうへ行ってもガスで何も見えないもの。」
と声をかけて下さった。
「一応、一峰まで行ってみます」
と私。
「そう。今 1つグループが行ってるけど、気をつけてね~」
「はい、行ってきま~す」
うわ~! ニッコウキスゲがいっぱい咲いてる~!
ハクサンシャクナゲも咲いてる~。
ガスが流れる中で咲く花もいいよね~。
雪渓を少し歩いて・・・
二峰付近にも ニッコウキスゲがいっぱい。
一峰の手前には、ハクサンイチゲの群落。
さぁ、一峰はどうかな・・・と思いながら登って行くと・・・
うわ・・・( ゚Д゚)・・・ニッコウキスゲの当たり年だろうか?
ガスで南側の景色は見えないと分かっているけど、
いつも休憩する場所へ行ってみよう。
ムカゴトラノオも たくさん咲いてる。
コメバツガザクラかな?
いつもの場所から長坂道を見下ろすと、
下の方までニッコウキスゲが咲いているじゃないですか。
せっかくなので、少し下って行ってみよう。
まだまだ続いてる~。
でも、下るのは この辺までにしておこうかな。
ガスは晴れそうにないし・・・
大きな石が積み重なった平らなところに腰かけて コーヒータイムとする。
東側の斜面をガスが吹き上がってくる中でのコーヒータイム。(;^ω^)
近くには、タカネアオヤギソウが咲いていたり・・・
ハクサンシャジンが準備していたり・・・。
そしてなんと、
夏の終わりによく見かけるウメバチソウのつぼみまであった。
一峰の三角点付近で休憩中だったグループの方たちが
私の後から下ってきて ニッコウキスゲを眺めて また戻って行った。
すごいなぁ・・・ずうっと下の方までニッコウキスゲが咲いてるのが見える・・・
なんて ボ~ッと眺めていると・・・このわずか2・3分後、
驚いたことに、
カーテンを開けるみたいに ガスがサ~っと取れていった!
うわ~~! Σ(゚Д゚)
西側も、うわ~! ( ゚Д゚)
さっきまでガスで全然見えなかった万助小舎も見えた! ( ゚Д゚)
そして・・・
山頂の方までも! ( ゚Д゚)
千畳ヶ原も見える!
沢部分には雪渓が残ってて・・・
緑の中の茶色っぽい部分は、雪が解けたばかりのところだな。
・・・思い切って、千畳ヶ原まで行ってみようか?!
ふと思いついて、千畳ヶ原の方へ行ってみることにした。
またガスで辺りが白くなってしまったら、そこで引き返してくればいい。
蛇石流付近に雪渓の状況がわからないけど・・・
行ってみて 自分には行けないと思ったら、そこで引き返して来ればいい。
いやいや、その前に、長坂道から鳥海湖の方に下る斜面の雪渓はどうだろうか?
それも、ダメだと思ったら引き返してこよう。
とにかく、行けるとこまで行ってみることにした。
振り返ると、遠く雲の切れ間から月山が少し見え、元気をもらった気がした。
笙ヶ岳のニッコウキスゲを眺めることができて大満足したから、
千畳ヶ原の方へ向かってみることは おまけのチャレンジということで。
そんな山歩きがあってもいいよね。(;^ω^)
再び辺りがガスに覆われはしないかと ガスの様子を気にして見つつ・・・
まずは笙ヶ岳三峰を下っていく。
・・・③へ続く・・・