「潟保さんの絵画展を『翠』でやってるそうだけど、行ってみませんか？」
と 先輩Ｙさんからお誘いいただき、
予定が合った金曜日の午後に行くことにした。
雨が降る中、遊佐町吉出へ。
店を通り過ぎて少し行った所から、パチリ。
白い建物の右側の平屋部分が店。（薪ストーブの煙突あり）
この天気だからか、先客はいないようだ。
入り口前のイーゼルに ポスターがあった。
潟保さんの絵画展、鳥海山の山頂美術館でも開催中だそう。
天気をみて そちらも行ってみよう。
「こんにちは～」
と入り口のドアを開けると、
「どうぞ～」
と奥様の声。
入り口を入ってすぐの所に置かれた棚の上には、
奥様が生けたアジサイが。
装飾花が何とも素敵な このアジサイは、『フェアリー・アイ』という種類だそう。
訪れるたびに、奥様の花の生け方が素敵で感動するのだけど、
このアジサイの生け方も素敵。（ガラスの器も素敵）
大きな窓の外を眺める席にし、椅子に荷物を置いてから潟保さんの絵を観た。
他にお客さんがいないので、のんびりゆっくりと。
絵は、油絵が１枚、そのほかは水彩画。
潟保さんが ご自分の目・心で感じた鳥海山の風景が、
優しい色を丁寧に紙に置いたように描かれていた。
１枚１枚の絵が素敵で、
それらが並べて飾られてるのも素敵で、
そして、
店内のあちらこちらに飾られていることで、お店の中が更にやさしい雰囲気に感じられた。
絵の中に とても横が長いものがあったので おや？と思ったら、
額は全て 潟保さんご本人の手作りだそうだ。( ﾟДﾟ) スゴイ。
中には 絵に使われた色に合わせて紫色や黄色の額もあり、
額の色が 素敵な絵をさらに引き立てられていた。
美味しいコーヒー&スイーツをいただきながら、大きく撮られた窓から景色を眺める・・・
とても心が落ち着く。
この日は雨降りで 鳥海山の上の方はガスの中だったけれど、
少しずつ変化するガスの動きをボ～ッと眺めているだけでもおもしろかった。
ご主人や奥様と いろいろお話しながら１時間半くらい ゆっくりのんびり過ごし、
そろそろ帰ることにした。
帰る時も まだ雨が降り続いていた。
店を出て 小さな川を挟んだ向こう側の林の中には、
ご主人が時間を見つけてコツコツ手作りされている癒しの場所が。
今度訪れたときには、林の中を散策させていただこう。
