湧水ポイントの辺りには、カワクルミの大木が何本もあって、
この時は、実生がたくさん見られた。
木道を歩いていると、何かが足元で動いた。
あ、いた。
と、私が やっと見つけたと ほぼ同時に、
Mくんはサッと手を伸ばした。
せっかく何のカエルか教えてもらったのに、もう忘れちゃってるよ~。( ノД`)
それにしても・・・
カワイイという気持ちで捕まえる人の手の上では、
その生き物は安心してそこにいるように見えるなぁ・・・。
ちゃんと伝わってるんだろうな。
いつも見上げて眺めたくなるブナの木々。
そして・・・根元。
苔生した根元に 小さなナメクジ。
これが、あんなに大きくなるらしい。(;^ω^)
モリアオガエルやクロサンショウウオなどの産卵場所になる小さな池のそばに来たら・・・
まだ しっぽが少し残っているようなカエルが。
あっちにもこっちにも 小さなカエルが。
立ち止まって、しばしカエルを眺める。
その近くに、見慣れないキノコ。
「あ、カメムシだ。」
・・・よく見つけられるなぁ・・・。
エメラルドグリーンの眼が美しかったオニヤンマ。
しばらくウロウロ飛び回ってから ようやくとまった。
『トチ婆さん』を眺めていると、
「あ、あそこにもナメクジがいる」
と言ってMくんが駆けていって指さしたのは・・・
そ、そこ?! (;^ω^)
そんなところにいるナメクジ、私の目には入りません。
意識を向けているものは、こんなふうに目に入るんだなぁ・・・
と、Mくんを見ながらあらためて思う。
『ブナ爺さん』が倒れた辺りは、
雨で流れてきた土砂がたまったようで、道の様子が少し変わっていた。
うわ、また何かの幼虫がいるよ~(;^ω^)
と思いながら眺めていると、Mくんが指でツンツン。(私は さわれなかった・・・)
わ、わ、怒った~。(;^ω^)
ブナの大木の中の広場で ちょっと休憩。
辺りは、コエゾゼミの鳴き声に包まれていた。
細長い線は、クマの爪跡がのびたものだろうか。
雨は降ってないけど、幹を水が流れているブナがあった。
昨晩の雨がコケにたまっていて、そこから流れていたのかもしれない。
何じゃこりゃ? くるんと巻いているぞ。
「これも、何かのフンを真似た擬態なのかもしれませんね」
ナメクジハウス。
倒木にコケ。
これは?
さぁ、周海沼に来たよ。
野鳥観察小屋の手前、
木の洞のようなところから『ヤシャビシャク』という別の木が出ている。
野鳥観察小屋に入り、奥の窓を開け、周海沼を眺めてみる。
心地よい風に吹かれながら、いろんなことをMくんから教えてもらった。
・・・周海沼という名前のこと。
・・・周海沼にやってくる水鳥のこと。
などなど。
では、そろそろ行きましょう。
ここの標柱も、クマにガジガジやられてる。
「クマの毛が付いてますね」
・・・ホ、ホントだ~。よく見つけたね~。(;^ω^)
今年の残雪期に、エコプロのツアーに参加して何度かこの周辺を歩いた時、
雪上藻が たくさん見られたことを思い出した。
あの雪上藻は、雪が解けた今、どこに行ったのだろう?
そのことをMくんに訊いてみたら、
「まだ わかっていないみたいですよ」
とのこと。
・・・そっかぁ。まだまだ わかっていないことが たくさんあるんだなぁ・・・。
これは『冬虫夏草』か?!
別のキノコか?!
前回も撮った気がする 抹茶ロールケーキ。( ´艸`)
足元で、ものすごい速さで動いたものが。
ハンミョウだ。
鳥海山で見かけたものとは 模様が違うなぁ。
苔生した石の間を流れてくる沢、いいなぁ・・・。
元玄海に戻ってきた。
ワイワイ・ガヤガヤ・・・してる感じ。
これ、たまに見かけるけれど、キノコの仲間だろうか?・・・(;^ω^)・・・
歩きながらの話が
「人間は 生物から学べることが たくさんある」ということになると、
『生態系サービス』ということをMくんが話してくれた。
私たち人間の暮らしが生態系からの恵み支えられていて・・・
その恵みは『生態系サービス』と言われ、
『供給サービス』『調整サービス』『文化的サービス』などに分類されるそうだ。
それぞれのサービスについての具体例を聞きながら、なるほど~と思いつつ・・・
容量の小さい私の頭の中は、グルグルになった。(*_*)
「食事中ですね」
とMくんが指さしたのは・・・ナメクジ。(;^ω^)
舐めてるんじゃなくて「歯で かじって」るんだったね。
こんなにマジマジと大きなナメクジを見たことは無いな。(;^ω^)
あの白いヒラヒラしてるのが、細かい歯がたくさんある舌みたいなもの?
石跳川沿いに下る分岐まで来た時、すでに12:20。
やばい!
ここからは、沢沿いに下りずに尾根道をサクサク下ることにした。
ネイチャーセンターに戻ったのは、12時半過ぎ。
Mくん、ありがとう~!
時間をオーバーしちゃったけれど、
いろんなことを教えてもらって楽しかったよ!