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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'22/10/31 鳥海山・文珠岳まで②…御浜~外輪・千蛇谷分岐

 

・・・向こうへ行くと、どんな景色が見えるんだろう・・・
と ドキドキしながら御浜小屋の前を歩いて回りこんでいくと、

白い山頂~外輪がガスをガスをまとった姿で見えた。


笙ヶ岳の方は?


あ~~これは~~しばらくずっとガスガスですなぁ~。(;^ω^)

 

 

というわけで、

 


御田ヶ原の方へ向かうことに決めた。

 

御浜から歩き出して間もなく
山頂の方もガスで見えなくなってしまったけれど、

どちらもガスガスだったら、こんな時なら御田ヶ原の方へ行く。

 

 

ゴツゴツの大きな石地帯、
久しぶりで何だか新鮮な気持ち。

 

赤いナナカマドの実と稲倉岳。
ずうっと向こうには 男鹿半島が見えていた。

 

どこか別の星にいるような風景。

 

朝まで霧氷がついていたのかな?と思われる跡が。
辺り一面 霧氷に覆われた景色も見たいなぁ・・・。

 

御田ヶ原まで来たら、八丁坂から上の方はガスで覆われた状態。

この辺で撮影しようとしている人や、

景色を眺めながらコーヒータイムにしている人たちも。

カメラを持っていた人、振り向いたら・・・akatsukayamaさんじゃないですか。( ´艸`)


美容師をしているというakatsukayamaさん、
最近 独立して 遊佐町でご自身のお店を始めたそう。
おめでとうございます!

akatsukayamaさんが
「上には行かずに御田ヶ原で撮影でいいかな~」
と言うのを聞いて、私も この辺まででもいいかな~と思ったけれど・・・

向こうへ歩いていく人がいるのを見ると、
やっぱり もう少し行ってみたい気持ちが大きくなってくる。




賽の河原を過ぎた辺りから同じような感じで歩いてきた方も もう少し先へ進むようだ。
御田ヶ原分岐に小さく見えるその方が、八丁坂の方へ向かおうとしているのを見ると、
自分も行けるところまで行ってみようと思った。

どこかにザックをデポしてきたらしいレジェンドが、心配して声をかけてくださったけれど、


「状況を見ながら行けるところまで行って 折り返してきま~す!」
と答えた。

「何かあったら オレが駆けつけてあげるからね~~」
と背後からレジェンドの声。

「は~い、ありがとうございま~す! (;^ω^)」

 


・・・もしかして石の階段が凍っていたりして?
と思った御田ヶ原の石段は、乾いていて問題なしだった。

どの辺りまでいけるか・・・。

とにかく、八丁坂を登っていってみよう。




前を歩いていた方が 立ち止まって眺めていたのは・・・トウゲブキだろうか。
ドライフラワーになってもカワイイな。

 

秋田からいらしたというこの方も、
私と同じように「行けるところまで」だそう。
同じようなペース・気持ちで歩いている方がいると、心強い。

 

ガ~ン・・・見えてしまった・・・( ゚Д゚)・・・

さっきまでガスに隠れていた山頂が あんなに白く美しく見えてしまったら、

せめて七五三掛まで行きたい!・・・と思うよね!

 

湯ノ台の方からスタートして周回するというお二人が下って来た。
5時半頃にスタートし、七高山まで行き、新山は危険と判断してスルーして来た、とのこと。
(お二人ともチェーンスパイクを装着していた)
「安全第一でお願いしま~す!」
と言って飛ぶように下っていった。
こんな時期に周回って、すごいなぁ・・・。

さて、ツボ足の私は どこまで行けるのだろう・・・
と、ちょっと緊張しながら七五三掛の方へ上がっていくと・・・


キタ~! \(^o^)/

 

七五三掛まで来て良かったよぉ~~~! (´;ω;`)

七五三掛から先は少し雪が増えるし・・・
時計を見れば 12時になったところだし・・・

真っ白な山頂や 紅葉の中島台を見下ろせるこの辺りで、
景色を眺めながら のんびりコーヒータイムにして折り返してもよさそうだなぁ・・・。

あの方たちのように、山頂も中島台の紅葉も眺めながら。

しかし!

もう少しだけ登ってみたい気持ちが まだある。

昼食を食べ始めた秋田の方に訊ねると、
「もう少し登ってみたいかな・・・」
とのこと。

・・・やっぱり! そうですよね!・・・

ゲートが閉まる時間に間に合うように下山することを頭に置きつつ、
13時までは 行けるところまで登ってみようか!


そうと決まったら、
七五三掛で あまりゆっくりせずに、軽く食べて進むことにした。

 

一番心配だったのは、七五三掛からの木道。
心配した通り 薄っすら雪が乗っていて滑りやすかった。
傾斜がキツクてそのまま登るのが危険なところは、木道のそばの雪の上を歩いて・・・

 

 

ドキドキしながら 一歩一歩登っていく。

 


木道を登り切ったところで振り返ると、七五三掛が小さくなっていた。

ホントに登ってきちゃったなぁ・・・。


どこまで行こうかなぁ・・・。

 

 

もう、この辺で景色を眺めながらコーヒーを飲んで折り返してもいいんだけどなぁ・・・

と思いながら、

 

ちょっと登っては立ち止まって景色を眺めることを繰り返した。

 


そのうち、年配の方が下って来た。
「ゆっくりゆっくり文珠岳まで行ってきたよ~」
というその方がツボ足なのを見て、



私も文珠岳まで行きたい! と、この日の折り返し地点の目標が決まった。

 

目標がハッキリ決まると、わりと そこに向かってドンドン進む方の私。




千蛇谷・外輪分岐を 外輪の方へ進む。



山頂の方は、見えたりガスに隠れたり。
文珠岳から 真っ白な山頂が見えたらいいなぁ・・・。




道には少し雪が積もっていたけれど、サラサラではないのでそれほど滑らないし、
小さな凹凸が埋まっているので、雪が無い時より歩きやすい感じ。


そんなふうに感じたら、


心の中を大きく締めていた不安が 一気に小さくなった。

そうなると、
うっすらガスがかかっていても、気持ちは文珠岳へ。

 

                      ・・・③へ続く・・・