オボコンべ山の山頂からは、登ってきたのとは反対側の道へ下っていく。
登ってきた道も急だったけれど、下る道も急。
ここで、
ロープワークの復習をしてから 一人ずつ下っていくことになっていた。
私は まだテープスリングとカラビナを購入していなかったので、
ガイドのIさんから予備装備をお借りして使わせていただいた。
まずは 120cmのスリングで簡易チェストハーネスをつくり・・・
その後、60cmのスリングで ロープに巻く方法を教えていただいた。
( 皆さん、安全講習会に参加して すでに結び方を経験済みだったけれど、
私は 講習会に参加していないので、初めて。)
ロープの手前側に、スリングの上の方を数cm出す感じでこんなふうに置いて・・・(言葉が出てこない)
下の方を グルン・グルン・・・と4・5回巻き付けてから・・・
端を 最初にロープに置いた部分の輪の中に通して 引っ張る。
テンションをかけるとロープに引っかかって止まって動かないのに、
テンションをかけていない状態だと すうっと動くのだった。
初めにつくったハーネスとカラビナで繋ぐと・・・こうなった。
ガイドのIさんが、
先に一人で ガイドロープを設置しに下って行った。
その様子を UさんとSTさんが見下ろしに。
戻ってきたIさんが、
「30mあるロープを全部垂らしたくらいありましたよ~」
と戻ってきた。
12:10 山頂から数m下のところから、一人ずつロープを使っての下降開始。
まずは 60cmのスリングを巻いて、
それから カラビナでハーネスと繋いでから下っていく。
「スリングをずっと持ちながらでなく、
・・・スリングを腰の位置まで下げてから 自分の手足で下り、
少し下ったら またスリングを腰の位置まで下げて・・・
というふうに下るようにして下さいね~」
とのガイドIさんから指示あり。
一人ずつ、ゆっくり後ろ向きに 手足を置く場所を探しながら下っていく。
こんなふうに下るのが初めての私は、
前の方々のやり方を見てイメージを覚えておこうと 見ていたのだけれど・・・
冷たい風が当たって寒くなったので、一度山頂へ戻ることにした。
山頂から少し下ったところは 冷たい風が吹き上げてきて寒かったのに、
山頂は その冷たい風をほとんど感じなかった。
余裕な様子で山頂で順番待ちをしていたОさん・STさんとともに、
しばらく景色を眺めて過ごした。
ずっと雲に覆われていた空に、少しずつ青空が。
このまま どんどん広がってくれたらいいなぁ・・・。
そろそろ私の前のUさんが下り始めるところだったので、
私も下降を開始するところまで行くことにした。
Uさんが下り始めてから Iさんに質問。
「後ろ向きでなく、斜めとか横向きに下ってもいいですか?」
後ろ向きに下ると、
平衡感覚が無くなり、車酔いした時みたいに気持ち悪くなってしまうのだ。
ダメとは言われなかったのでホッとし、
さっき教えていただいた通りに スリングを結んで カラビナでハーネスと繋ぎ、
「腰の位置まで下げてから 自分で下る・・・」
と 心の中で自分に声をかけながら 一歩一歩 体を斜めや横向きになりながら下った。
私の次のОさんが下り始めるところ。
ロープを使った下降を終えた後も、けっこう急じゃないですか~。
Uさんが、あんなに下に見えるよ。(;^ω^)
山頂直下より、この辺の下りの方が大変だったかも。
ほんとにスゴイ登り下りだなぁ・・・。
でも、
こんなふうに ドキドキしながら登ったり下ったりするのが、
またオモシロいんだよなぁ~。
振り返ると、オボコンべ山が あっという間に小さく?なっていた。
こんなところを下ってきたんだね~。(;^ω^)
ここからは、道は なだらかに。
でも、落ち葉がいっぱいで 木の根や石が隠れているので、気を付けて歩く。
・・・④へ続く・・・