振り返って見るたびに、オボコンべ山は遠くなっていく。
雑木林の尾根道には、日が差すようになっていた。
何度も振り返っては、オボコンべ山を見てしまう。
フカフカな落ち葉の道。
クマの爪痕。何年か前のものかな。
歩きやすそうで歩きにくい 落ち葉に埋もれた道。
少し急な下りでは ゆっくりと。
くっついてる。
杉林が現れると、標高が下がってきたな~と思う。
道に落ちているのは 葉っぱだけではなく・・・
クマのうんちも。何を食べたのかなぁ。
うわわ~~と思いながら、
顔にぶつかる笹の葉をよけながら歩いていくと、
広い場所に出た。
少し休憩を取った後、ここからは作業道を下っていく。
少し下っていくと・・・
「ここが迷いやすいところなんですよ~。
真っすぐ行きたくなるんですけど、そっちじゃないんです~」
と、ガイドIさん。
道の正面には、真っすぐ行くのを遮るように棒が何本か横に置かれていた。
何か標示があったみたいだけど、折れて無くなってますね~。
ここから右に曲がった方へ、道があった。
この辺り、一度 木が伐採されたんだろうか。
細い木がいっぱい。
「ここ、どうやって道を掘ったのかな~」
とSTさんとОさん。
Iさんによると、重機で掘ったらしいです。
向こうに青空が広がり、午後の陽が山の木々を照らすのを
おお~と眺めながら歩いていくと、
おっとっと・・・こんなところもあったよ。(;^ω^)
そうそう、この道のあちらこちらに、
お菓子箱を結んであったようなリボンの目印があったよ。
藪っぽいところ向けて回り込んでいくと、
本砂金川沿いの道に。
あらら~ この最後の渡渉が この日一番の渡渉地点じゃないですか~。(;^ω^)
前の方々が どこを渡ろうか見ている間に、
STさんとОさんは、それぞれ渡りやすいところを見つけて
トントントンと渡っていった。・・・さすがです。(;^ω^)
私は、ガイドIさんの後、皆さんに続いてビクビクしながら渡った。
本砂金川沿いから林道の方へ。
ところどころドロドロの道を。
林道に出ると、
この日が工事期間最終日だった工事関係者の方々が、引き揚げ作業中だった。
林道を歩いて スタート地点の駐車スペースへ。
沢歩きしながら登って行ったことを思い出しながら。
STさん、Оさん、
おかげさまで 楽しい沢歩き・山歩きができました!
14:15頃 駐車スペースに到着。
沢歩き・急登・痩せ尾根・ロープを使った下降・・・などなど、
とっても楽しい山歩きをすることができて
充実感いっぱいで この日の山歩きを終えた。
ガイドのIさん、ご一緒した皆さん、ありがとうございました!
後始末をし、エコプロ車に乗って岐路についた。
奥に小さく尖がって見えているのがオボコンべ山だったらしいけど、
まともに写せなくて残念。
県境を越えると、西側には灰色の雲。
寒河江チェリーランドの駐車場でエコプロ車を降り、自宅へ。
予報から、雨のR112を運転して帰ることは覚悟していたのだけれど・・・
道行沢辺りからは、雨どころか 何と雪に!
その後、月山第二トンネルを抜けた少し先まで 雪だった。(;^ω^)