陽がさしたり陰ったり。
少しずつ、雲が広がってきているかも。
車道までの ちょっとだけど、この辺を行ってみようかな。( ´艸`)
やっぱり、こういうの、楽しいよね~。( ´艸`)
バフバフ・モコモコ・・・下っていく。
ブナの樹皮を眺めたり ヤドリギを見上げたりしながら。
ここを下って あの車道まで下る。
車道に合流。
でも また 車道から林の中へ行きたくなった。
この左側を歩いて ショートカットしよう。
やわらかな影が雪面にのびるのを眺めてから・・・
林の方へ。
お、誰かの足跡があるぞ。
誰かなぁ・・・。
この木に登って行ったか、この木から降りてきたか。
じゃ、やっぱりリス?
ウサギやテンやタヌキの足跡は見えないなぁ・・・。
木々の間から 青い案内看板が見えた。
ここを下っていこう。
ショートカットして ここに出たよ。
車道に合流したところで空を見上げると、
西側から 天気が下り坂であることを知らせる雲が どんどん流れてきていた。
夫から呼び出しがあって ありゃりゃ~と思ったけれど、
ちょうどよい時に折り返してきたのかもしれない。
そんなことを思いながら、また車道から林の中へ。
車道より少し高くなったところへ上がった。
なめらかな雪面に、自分の足跡をつけて歩いていく。
木に付いた雪に ブナの実が一粒くっついていた。
しかも、かじった跡のある実。
地蔵沼へと歩いて行ったときは 一歩一歩が重くてキツかったけれど、
この林の中の雪は 車道ほど重くなかった。
斜面の上の方を見ると、細いブナの林が奥まで続いていた。
時間があるなら、向こうまで登っていってみたいけれどね。
ここは・・・左上へ上がろう。
振り返って見る。
奥まで続くブナ林を眺めたり・・・
ブナの大木を見上げたりしながら歩いていく。
旧六十里越街道と並行するように車道があるので、迷うことはない。
雪が付いたブナの木々を眺め、
強い風雪が吹き込んできた時の様子を想像してみる。(きっと想像以上なのだろうけど。)
大雪にも強い風にも耐えて伸びているのだからスゴイ。
でも、
「耐えながら生きているんじゃない。
大雪や強風とともに生きているのだ。」
というような文章を読んだことがあるなぁ・・・。
ブナの木々に訊いてみたい気がするなぁ。
雪や風とともに生きていることについて。
そんなことを思いながらふと振りかえると、
木の間から 真っ白な湯殿山が見えていた。
車道でなく、林の中を歩いてきてよかった。
そう思いながら振り返ると、
キツイと感じながら車道を歩いたときのものよりも
林の中を足跡の方が楽しそうに見えるな。
今日のものではないテンの足跡。
もう旧六十里越街道の入り口まで来てしまった。
楽しいと感じるときは あっという間だ。
少しの距離だったけれど、楽しかったね。
車道に合流。
車道には、
地蔵沼の方へ歩いて行った時の足跡が ずうっと続いていた。
スタートして間もなくは青空が見えた景色は、
すっかり曇り空に。
車止め地点の車は 朝のまま。
スキーヤーの皆さんが戻ってくるのは、まだまだ後だな、きっと。
12時過ぎ、岐路についた。
13時過ぎ、自宅近くまで来て見ると、
姥ヶ岳・湯殿山方面は すっかりガスにおおわれていた。