雪庇の切れ目、キツネか何かのトレースが続いているところから
登っていけそうだ!
昨年は この辺りを登れず、景色を眺めて折り返したけど・・・
今回は、登れそう。
足跡の主、さすがだなぁ・・・と感心しながら 私も登る。
登りやすい雪質だったので、一気に上がった。
登って前を見ると、キラキラ霧氷の木々。
おお~っ、餅みたいなスゴイ雪庇だぁ。
この先も少し急だけど、
固すぎずサラサラでなく、登りやすい雪だから・・・
大黒台に上がるしかない!
うわ~~~い!
霧氷の木々に見とれながら登っていくと・・・
大黒台は 目の前。
折り返し時間に決めた14時には まだ少しある。
やった、大黒台に上がったぞ。
嬉しさと、ホッとしたような気持ちと。
うわ・・・
ここまで来ることができるなんて 思っていなかったなぁ・・・。
風に揺れるブナの枝が擦れ合う「ギギ・・・」という音が聞こえていた。
ここまで来たら・・・
『一本杉』まで行ってから折り返したい!
あと数分歩けば行けるはず。
沈み込みも あまりないから
そんなに時間がかからず行けるはず。
影を眺めたり 枝や幹を眺めたりしながら 進んで行くと
木々の間に『一本杉』が チラチラ見えてきた。
14:05 『一本杉』に到着。
思っていたより 雪が少なかった・・・。
ぐるっと木の周りを1周し、
ウサギの足跡は無いかな~と覗いてみたけど、無かった。
ここまで来ることができるとは思わなかったな~とブナ林をぐるっと見回しながら
おやつ&コーヒー。
いつか滝ノ小屋まで行こう、と思いながら
木々の間から見える外輪(を覆う白い雲)を見て、
14:10 下山開始。
登ってきた時の自分のトレースを見ながら、
ここまで来ることができた嬉しさを感じつつ下っていく。
シマシマ~に見える影。別の方向から見ると・・・
うねうね。
せっかくなので、
トレースのないところを下っていく。
小さな生き物がいるみたいだった。
ずうっと奥の方まで続くブナ林。
その中を自在に歩き回るウサギの足跡。
どんどん歩いてきて、
あっという間に大黒台の台地から下るところまで来た。
では、気を引き締めて 急坂を下っていこう。
・・・⑥へ続く・・・