伐透山に連れて行っていただけないかと思い ガンチャンさんに予定をお訊きすると、
「大鳥少年自然の家付近から取りついて、松平山~四郎岳に行く予定」とのこと。
・・・四郎岳?・・・
地図を見たら・・・あった!
朝日地区大鳥の寿岡集落から東側に上がり、
△松平山433.9~●531m~△580.6m~●684m~△四郎岳743.1m と尾根を歩くようだ。
一人では行かない山、
同行させていただくことにした。
6:45頃 出発。
自宅近くから見る 湯ノ沢岳~母狩山~鎧ヶ峰~金峯山。
灰色の空をバックに白く浮き立って、天気が崩れる前の色。
鳥海山も・・・
月山も。
予報では、曇りベースで 昼間前に青空が見えそうな感じだったけど、どうかな・・・
と思いながら、待ち合わせ場所の 産直あさひグ~の駐車場へ。
そこからガンチャンさんの車の後ろについて 大鳥へ向かった。
心配していた道路は、乾燥または場所により凍結。
でもゆっくり運転でいったので無事に大鳥まで行くことができた。
大鳥少年自然の家の前に車を停めさせていただくことにする。
8:30頃、準備をして 取りつき地点まで車道を歩いて行く。
車道脇には雪の壁。
そこから左前方に見える方へ上がっていくと聞いて ひぇ~っと思う。
( もう少し手前から登るところがあるそうだけど、雪でハッキリ分からないので
車道から雪壁に上がっていくとのこと。)
大鳥少年自然の家の家から歩いて10分、
西大鳥川にかかる橋の手前まで来た。
ガンチャンさんが取りつき場所を検討している時、
ストックが片方無いことに気づき、
歩いてきた道路の途中で落としてきたのだろうと小走りで戻る。
結局 大鳥少年自然の家の車を停めたところまで戻ったが見当たらず、
ガンチャンさんの待つ取りつき場所まで また小走りで戻ると・・・
・・・なんとストックは、さっき居た取り付き場所近くの橋の手前に落ちているではないか!
ガ~ン・・・
私が大鳥少年自然の家まで戻っている間に、
ガンチャンさんは すでに取りつき場所から雪壁を登ってステップを作っていて下さった。
スノーシュとストックをザックに付け、
ピッケルを持って 急いで追いつこうとしたけれど・・・
一歩目をなかなか上がれず、悪戦苦闘。
・・・この一歩目を上がれなかったら、四郎岳に行けないじゃないか~!
ピッケルが安定するところを必死に?探し、
ようやく一歩目を上がり、
雪壁の上に上がることができた。
そのままツボ足で 登り始めたけど、
ちょっと戻ったところで それぞれワカン・スノーシューを装着。
「右・真っ直ぐ・左、
BLUEさんなら どこから登る?」
と訊かれ、
「右は 途中の窪みでズボッと行きそうで怖いし・・・
左は ちょっと厳しそうなので、
真っ直ぐの木の右側を登っていきます!」
私の意見が採用され?、登っていくガンチャンさん。
い、いいのでしょうか・・・。
しかし、途中に こんなところがあってドキドキ。
すみませ~ん。
一歩一歩足の置き場を確認しながら・・・
何とか登り切った。
登り切ってから 振り返って見下ろし、ゾクゾク。
下りもここでしょうか・・・。(;^ω^)
この日 一番大変なところを登り切って ちょっと一息。
一番大変なところをガンチャンさんに登っていただいたので、
ここからはBLUEが前を登らせていただきます!
沢っぽいところを渡り、尾根を登り始めた。
この辺の沈み込みは10cmほどしかなく、ありがたい。
杉林に入ると、足元には木漏れ日がいくつも。
時々ザザ・・・と雪が落ちる音がし、落ちていく雪に陽があたってキレイだった。
杉林の先には雑木林。けっこう急な斜面に見える。
リス・ウサギ・キツネ・・・だろうか。
もしや これは・・・
リスがキツネに・・・?( ゚Д゚)
どこを行くと登りやすそうかな・・・
と 斜面を見まわしながら登っていく。
走り高跳びのバーのような枝。
折れているわけでなく、雪の重みか何かのためなの真横にのびていた。
あそこまでいけば、最初の急斜面を登り切るぞ。
登り切ったところから その先を眺めてみたら・・・
いったん下って登り返したところにピークがあった。
地図を見ると、あれが松平山のようだ。
右奥には、まだまだ遠い四郎岳が。
左側を見下ろすと、泡滝ダムに続く道路があった。
少し下って・・・
登り返す。
左後方を振り返ると、真っ白な摩耶山が見えた。
杉林のなだらかなところを進んで行くと・・・
雑木林の向こうに ドーム状のピークが見えてきた。
あれが松平山かぁ・・・。
動物のトレースも 木々の影も 急斜面を気持ちよさそうに下っているけれど、
私は右側から登っていこう。
木々の向こうの景色や 足元の縞模様を眺めながら登って・・・
10:28 松平山山頂に到着。
(大鳥少年自然の家の向かい側から登る『松平山(380m)』もありましたが、
ガンチャンさんによると、ここも『松平山』と呼ばれているそうです。)
陽があたってキラキラしているのは、どこの山かなぁ・・・。
四郎岳までは、まだまだ。(;^ω^)
松平山からは、けっこう急な斜面があった。
その先には もちろん、登り返しがある。(;^ω^)
・・・②へ続く・・・