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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'23/02/23 四郎岳まで③…●531m付近~700m付近

 

エネルギー補給したところで・・・

12:14  四郎岳を目指して再び歩き始めた。

 

南北に連なる尾根の上。
ちょうど太陽が南にある時間帯なので、正面から私の方に向かって木々の影が伸びてくる。

 

 


影を眺めたり・・・

木々を見上げたり・・・

 

柔らかな陽の差す中、まずは△580.6mの方へ登っていく。





 

△580.6m辺りからの高安山




ふと見ると、
足指の形や爪痕までわかるリスの足跡が。

 

 



波打つ斜面。
歩きやすそうなところを登っていく。

 

コブがいっぱいのブナ。ヤドリギの跡かな?

 

600m付近からは、今までより広い斜面のブナ林に。

 

その林の中に 強い風雪が吹き込んでできた波の段が ずうっと上の方まで続いていた。

 

ウサギやリスは軽やかに駆けて行ったみたいだけど
私は、登りやすそうなところを一段一段。

 

東側を見ると、ブナの一本一本に雪の白いスジ。

 

ガンチャンさんから軍沢岳に連れて行っていただいた時の斜面を思い出した。
こんなブナの広い斜面があったなぁ。

 

 

 

十字路。

 

斜面がやや右に向かっていくようになると もうすぐ●684m地点。

 

 

 

すうっと伸びた木々の中に、老木も。


そこに付いた地衣類やコケを眺めたりも。




おやまぁ。グルグル駆け回った跡が。



12:47 ●684m付近に上がった。



ここからしばらくは、
なだらかな尾根歩き(雪庇歩き)が続くんじゃないかな。

・・・・と、あれ?!


クマ棚があるじゃないか~。

昨年 ブナの実が大豊作だったにもかかわらず、
12月・1月に志津方面には行った時は クマ棚が見当たらなかった。

 

 

鳥海山山麓でも まだ見ていないので、
今シーズンの初クマ棚だぁ。








よく あんな高いところの細い枝の上まで登っていくもんだなぁ・・・
と、クマ棚を見るたびに驚く。

クマ棚が見られたのは この辺りだけだった。
この辺りの雪の穴の中で、クマが冬眠中なのかもしれないと思うと、ドキドキ。



さぁ、気持ちを切り替えて行こう。
四郎岳は随分近くに見えるようになってきたよ~。
( 山頂は あの見えているところの奥にあるらしい・・・)

 

なだらかなに続く雪庇のモコモコの上を歩きながら、
左前方、奥に見えている山が気になっていた。

 

大きな地図を忘れてしまい、確かめられないけれど、
方向からして あれは以東岳なのではないだろうか。


昨年は行かなかった以東岳
今年は行きたいなぁ・・・。



ここ3年くらい、日帰りでの山歩きだけだったけれど、

そろそろ夫から小屋泊まりOKの許可を出してもらって、
小屋に泊まって 朝夕の山の時間を過ごしたいなぁ・・・。

 


西側の山々。
どこの山かはわからないけれど・・・
朝日の山は深いなぁ・・・とあらためて思った。

 

ガンチャンさんも、振り返って景色を眺めながら登っていた。

 

波打つ雪庇の尾根が続く。




尾根には、立派なブナがたくさんあり、
あちらこちらのブナのそばで立ち止まって見上げた。

 

 




 

表面がカリカリ気味の ちょっと急な斜面あり。
そこを登り切ったところで キョロキョロしたら・・・

 

木々の間から、山頂付近に雪庇が続く摩耶山らしき山が見えた。

 

モコモコした雪庇の波の上を 

 

さらに歩いて行く。

そろそろ700m付近。


ほお~。うつくし~。




さらに 一山・・・一モコ?・・・越えて景色を眺めてみると・・・



むむ、遠くに白い雲が並んでいる辺り、
もしかして・・・



鳥海山山麓がみえているのでは?

 

「ガンチャンさ~ん! 鳥海山らしき山が見えますよ~!」

 

「ほら! 庄内平野の向こうに!
 あんなふうに裾野を広げてる大きい山、鳥海山ですよね?!」

そして・・・ちょっと左側に目を移して・・・


「あの奥に見えているの、
 湯ノ沢岳と母狩山じゃないでしょうか!」




スッキリ晴れていれば、
湯ノ沢岳と母狩山の右奥に 鳥海山が見えるんだぁ・・・。

初めて眺める景色に興奮気味の私であった・・・。

 

                        ・・・③へ続く・・・