湿地辺りを通り抜け、
今度は 見事なブナの林に入っていく。
ヤドリギがいっっぱいのブナがあったり・・・
コケ?地衣類?がいっぱいのブナがあったり・・・
枝がワシャワシャしたブナの大木があったり・・・
枝がグニャグニャなブナがあったり・・・。
ブナの木々を眺めているだけでも楽しい!
あの真っ白な湯殿山を登りたい気持ちもあるけれど、
ついつい立ち止まってしまう。
日差しが強くなっていき、雪が少しずつ緩んでくる中、
斜面は 急になっていく。
先行者のトレースを見つつ、
自分が登っていきやすそうなところ、登っていきたいところを
ゆっくり登っていく。
西側、あのブナの向こうにはブシ沼があるのかな。
なかなか進んでいないような感じがするけれど、
振り返った景色を見ると、ずいぶん登ってきたことがわかる。
ここまで来たら、
せめて森林限界をこえるところまで登って、遠くの山々を眺めたいぞ!
急斜面を登ったところで、すこしなだらかに。
湯殿山の南東尾根へと登っている人たちの姿が見えた。
さぁ、あと ひと登り!
左手奥には、湯殿山の南西尾根も見えてきた。
姥ヶ岳も 大きく見えるようになってきた!
もうすぐだよ~。
写真ではわかりづらいけど、斜面に滑った跡あり。
あんなところを滑れるの、スゴイな。
霞んではいるけれど、蔵王も見えてきた。
そして ようやく・・・
11:15 ブナ林をぬけた~。
前日 気温が低くてガチガチだったという斜面は、
あたたかな陽ざしでやわらかめに。
この時間になると 下ってくる人たちと すれ違うようになる。
スキーの方以外は、ワカンやスノーシューを背負って アイゼンで下って来る人がほとんどだったかな。
私もアイゼンで。
まだ時間はある。
ここまで来たら、ゆっくりでもいいから山頂まで登って行こう。
・・・③へ続く・・・