広々した雪原を歩いて行くと・・・
あったよ、大トチの木。
雪解けが早く、私でも根元に下りられそうな状況。
ワカンを外して 大トチの木の洞に入ってみることにした。
洞の開いていない方から下り、
ぐるっと根元を回っていくと・・・
目の前には 洞の内側の美しい模様が。
中に入って見上げてみた。
足元には、外部とつながっている穴。
木の洞と外で握手してみた。
そうそう・・・
私が洞の中に入ろうとしたとき、
周りにいたみなさんが ネズミを見たそうだ。
大トチの根元に落ちておいたトチの実。
小さな穴が開いているから、そのネズミが食べたのかも。
大トチさん、洞に入らせてくれてありがとう。
また来年も会えますように!
大トチに別れを告げ、
水の流れのような雪面の模様を眺めながら・・・
また登っていく。
少しずつ雪が流れてるようだな。
斜面をトラバース気味に登っていき、
湯殿山・仙人ヶ岳・品倉尾根が見える方へ向かっていく。
あそこまで行ったら、どんな景色が見えるかな?
景色が見えるところへと どんどん行けばいいのに・・・
振り返って 雪面の模様を眺めたり・・・
雪に押しつぶされそうにも見える細いブナの幹を眺めたり・・・
透明になったブナの葉を眺めたり・・・。
見えた、左から品尾尾根、仙人ヶ岳、湯殿山。
二ノ峠ツアーの時には、もう一つ向こうの尾根の方まで歩いていったんだなぁ・・・
と 眺めてみる。
湯殿山から線に続く尾根の雪庇。
その上には、天気が下り坂の時に現れる雲。
「ここから 急な斜面が続くからね~」
と ガイドSさんの声。
急斜面を登り切った時に広がる景色を楽しみに 一歩一歩登って行こう。
少し登ると、
湯殿山と仙人ヶ岳の間の尾根の奥に、柴灯森から続く尾根が見えてきた。
急な登りな分、
少し登ると 見える景色が変わっている。
ようやく急斜面を登り切った~。
湯殿山を見ると、傘雲が。
上の方は けっこう西風が吹いているようで、
見ている間にも どんどん雲の形が変わっていった。
振り返ると、奥に摩耶山が見えた。
東側斜面の雪が だいぶ落ちていた。
なだらかなおtころを さらに向こうの方へ歩いて行く。
振り返ると、
摩耶山~湯ノ沢岳~母狩山・・・と、おなじみの山々の連なりが見えた。
また湯殿山。
今度は、雲の上にできる傘雲のような『頭巾雲』も登場。
この頭巾雲も、まもなく形が崩れてしまった。
南側を見ると、
霞んで写真ではよくわからないけれど、朝日連峰の山々も見えた。
突然 陥没しているところあり。
どんどん変わる雲を眺めながら歩いて行き・・・
広~い西ノ平に到着。
・・・③へ続く・・・