賽の河原まで下ってきたのが 14時40分頃。
のんびりゆっくり下っても、
余裕で鉾立に下山できるね。
太陽は いつの間にか 見上げた雪壁のすぐ上に来ていた。
キツく感じながらゆっくり登った斜面も、
下りは はやい。
時々立ち止まっては、辺りをキョロキョロ。
向こうの尾根のゴロゴロした石を眺めたり・・・
その奥の稲倉岳の斜面の 溶岩と火山灰のシマシマを眺めたり・・・。
そしてまた ザクザク下っていく。
こんなふうに下れる時が 一番歩きやすいかも。
ここからは、夏道と雪道を繰り返しながら下っていく。
以前、右側をもう少し下っていったことがあるけれど、
そこから夏道に戻るのが大変だった。(;^ω^)
ってことで、
素直に? 左の夏道に入って下る。
赤っぽい岩が右側に連なる辺りまで下ってきて
ふと このまま どんどん下って行ってしまうのが もったいなくなった。
ということで、
岩に上がって腰掛け、
ここでちょっとコーヒータイムとすることにした。
左を見れば 山頂や御浜も見え・・・
後ろを見れば 稲倉岳が見える。
あたたかな陽ざしの中、コーヒーを飲みながら
しばらくボ~ッとしていた。
腰を下ろして景色を眺めながらボ~ッと過ごす時間。
幸せだ~。( ´艸`)
心も体もポカポカしたところで また下り始めた。
今度来るときは、ここも夏道が出てるのかなぁ・・・と思いながら歩いて行き、
夏道になる手前で振り返って見た。
雪解け水が石の道を流れ落ちていく音が
チョロチョロと聞こえていた。
まだツボミが多いショウジョウバカマ、
これからどんどん花が咲くんだろうな。
道のそばの木々の芽が膨らんで・・・そのうち葉が開いて・・・。
モシャモシャとした木の根。
その間に生えたショウジョウバカマの花が もうすぐ咲きそうだった。
毎度 奈曽渓谷を見下ろすところで、
いつものように 見ろしてみる。
この日は、稲倉岳の南斜面が気になり・・・
火山灰や溶岩が堆積した様子を・・・
しばらく眺めた・・・。
う~ん・・・オモシロイ・・・。
ほら、シマシマ模様になってるよ~。
ヒダヒダも スゴイよね~。
そこから少し下ったところで また立ち止まって眺める。
岩もオモシロいし・・・
崖に横向きに生えてる木々も オモシロイ。
ずっと眺めていても飽きないけれど、下らなくては。
と 下って行き・・・
また立ち止まって眺める。
「何を見てるの?」
と声をかけて下さった方たちは、
もう 展望台の近くまで下っていた。
もういいでしょ!
というもう一人の自分が言うけれど、
やっぱり下りの展望台でも 眺める。
十分 眺めたところで、ようやく下っていく。
15:57 下山。
鉾立山荘のそばから もう一度 奈曽渓谷を眺めてから
車に戻った。
駒止のゲートが閉まるのは17時なので、余裕だ。
標高が下がるにしたがって 少しずつ雪が減っていき・・・
代わりに 新緑の葉が増えていくのをチラチラ見つつ・・・
鳥海ブルーラインを下った。
黄砂で景色は霞んでいたけれど、
御浜まで行ってくることができて良かったなぁ・・・。
庄内町まで戻ってきて振り返ると、
鳥海山は 全く見えなくなっていた・・・。(゚Д゚)