私と同じようなペースで あちらこちら立ち止まって写真を撮りながら歩く kaeruさん。
kaeruさんも笙ヶ岳に行くとのことで、
ご一緒させていただくことにした。
・・・と言っても、
それぞれのポイントで立ち止まりながら。
河原宿から三峰の方へ抜けるところは、
部分的に すでに地面が出ていた。
池塘が現れる辺りは、まだ雪の下だった。
三峰の北西側の尾根を登って行く人。
北東側から登って行く人。
急な北斜面は、滑った跡がほとんどだったと思う。
私は、いったん岩峰の岩を見に行った後、
今までと同じように北東側から登っていくことにした。
長坂道の辺りまで行くと、
鍋森、その奥に山頂があった。
この辺りまで来たら 風が冷たく吹き抜けるようになったので、
ウインドシェルを重ねた。
今頃 山頂に立ってる人もいるんだろうな・・・。
外輪を歩いている人もいるだろうな・・・。
遠くには月山。
月山から こちらを眺めている人たちも たくさんいるだろうな・・・。
そんなことを思いながら景色を眺めた後、
笙ヶ岳三峰へと登り始めた。
雪は柔らかく、ツボ足で大丈夫。
石がゴロゴロした無雪期よりラクだ。
海岸線が見える方を眺めたり・・・
ぽこっと出てる岩を「あんな岩あったっけ?」と見たりしながら・・・
一歩一歩 急斜面を登って行くと・・・
思ってたより はやく
三峰に到着~。
千畳ヶ原も見える~。
三峰には 何人ものスキーヤー・ボーダーがいて・・・
この急斜面を滑り下りて行くのだった・・・。(゚Д゚)
あっと言う間に滑り下りて 小さくなった・・・。
これから滑る下りる人たちが準備中。
あ! ハクサンイチゲも準備中だ!
これから歩いて行く方を眺める。
この時期ならではの景色。
これも 残雪期ならではの景色。
月山森西斜面のヒダヒダ・・・。
南側に流れて行った溶岩流のシワシワ・・・。
三峰から下っていくと、
「ワン! ワン!」
という鳴き声が。
一緒に登ってきたんだね。
ちょっと怒ってたみたいだけど、楽しんでるかな・・・?
アヤシイところを歩かないようにしながら二峰へ。
二峰のピーク辺りも すでに出ていた。
二峰のピーク付近で振り返ってみる。
わ~岩峰に人の姿が見えるね~。
せっかくなので、ニ峰の夏道を歩いてみたら・・・
ここにもハクサンイチゲが出ていた。
ハクサンシャクナゲ、ツボミをつけてたよ。
コメバツガザクラ、もう咲いてる?!
・・・と思ったけど、
よく見たら まだツボミだった。
でも、もうすぐ咲きそうだ。
季節の進み方の早さに驚きつつ・・・
一峰へ。
一峰も 山頂手前から雪がとけていた。
ちょっとウロウロしてから夏道に上がり・・・
11:55 笙ヶ岳一峰に到着。
三角点付近にいた人たちで 少しお喋りした後、
いつもの場所へ。
やった~。
庄内平野も 日本海も、月山も、その隣に薄っすら朝日連峰も見えた~。
自分が立つ足元から ずうっと向こうまで続く景色を眺められたことに感激。
少し左側に視線を移して見下ろすと、
溶岩流の跡がよくわかる地形の中に・・・
万介小舎の赤い屋根が見えた。
万助小社の辺りまで新緑が上がってきてるね。
いつものように南側の景色を眺めながら 昼食。
冷たい西風が吹いていて 肌寒く感じるくらいだったけれど、
心はポカポカ。
すぐそばに・・・
ハクサンイチゲや・・・
ニッコウキスゲの芽が出ていて
嬉しかったからね。
このハクサンイチゲなんか、
ツボミが見えてるんじゃないのか?!
我が家から鳥海山を眺めているだけではわからないけれど、
来てみたら どんどん花たちが準備を進めているのだった・・・。
笙ヶ岳まで来てよかった・・・。
・・・③へ続く・・・