30分ほど過ごし、そろそろ笙ヶ岳一峰を後にすることにした。
こんな日に滑るのは 気持ちいいんだろうな・・・。
雲の影が山肌を滑っていくのを眺めながら歩いているうちに・・・
あっと言う間に二峰に来た。
毎度 見る石があると、
何だかうれしい。
一峰の方を振り返ると、
東側の急斜面を滑っていくスキーヤーの姿が見えた。ひぇ~っ・・・
三峰の手前で 向こうからやってきたのは、
なんと先輩Nさん。
「おうっ!」
と声を掛けられてビックリ。
ブルーラインを上ってくる途中、
カモシカに出逢ったそう。
「動画を撮ってきたよ~」
とのこと。
・・・すばらしい・・・。
三峰まで来た。
山頂の方を眺め・・・
ふと見下ろすと、
笙ヶ岳の東斜面を滑り降りたスキーヤーが 長坂道への急斜面を登ってきたのが見えた。
あんなふうに滑って登って・・・何本か滑るんだから、スゴイなぁ・・・。
さぁ、三峰から下っていこう。
雪がやわらかく そのまま真っ直ぐザクザク下って行くことができたので、
あっと言う間に鞍部まで下りた。
笙ヶ岳から滑り、急斜面を登って長坂道に上がった人たちは、
またすぐに 笙ヶ岳三峰の急斜面を登っていった・・・。( ゚Д゚)
あの方たちは、河原宿から賽の河原へ抜けて鉾立に下るのかな。
なんて思いながら 西側を眺めていると、
ふいに空をシュ~ッと白っぽい鳥が飛んでいくものがあった。
急いでカメラを向けたけれど、何が何だかよく分からないけれど・・・
腹部分が白っぽくて、翅の先と途中が黒くなっているようなので・・・
ノスリだろうか。
時間があるので、そのまま来た道を戻るのではなく、
御浜へ行くことにした。
岩峰の岩を眺めたり・・・
山頂の方を眺めたりしながら・・・
長坂道T字分岐の方へ。
すっかり夏道が出ている長坂道T字分岐の辺りには、
やっぱり、ハクサンイチゲや・・・
ニッコウキスゲの芽が出ていた。
これは・・・ミヤマキンバイだろうか?
クラック越しに笙ヶ岳を振り返ったり・・・
鳥海湖と山頂を眺めたり・・・
鳥海湖の向こうのヒダヒダを眺めたり・・・
月山森の方を眺めたり・・・
立ち止まって 山頂や外輪を眺めたり。
そんなふうに景色を眺めながら歩いて行くうちに、
御浜に近づいてきた。
ふと目に入ったのは、扇子森の方から下ってきた人の姿。
なるほど、
この時期は、ゴロゴロの岩を歩かずに 雪の上を歩いて扇子森の方までいけるのか・・・
こんなのや・・・
こんなのがあって ドキドキつつ、御浜の方へ。
御浜の手前まで来ると、稲倉岳が見えてきた。
13:41 御浜に到着。
岩に腰掛けて 一休み。
・・・④へ続く・・・