めずらしく早起きすることができたので、
久しぶりに鳥海山の山頂をめざして登ってみようと思った。
3時過ぎに出発。
すでに東の空が 少しずつ明るくなっていた。
3:40頃 最上川越しに鳥海山を見る。
3:54 逆さ鳥海。
この頃から 鳥海山の東側に太陽柱のようなものが見えているのが気になっていた。
太陽柱って、冬じゃなくても見えることがあるのかなぁ・・・。
とにかく撮っておこうと思い、遊佐まで来たところでパチリ。
10分後くらいの太陽柱。
時間とともに、近くの雲と同じように明るい色に変わっていった。
(鉾立駐車場に着いてからも見えていた)
(後から調べたら、条件が揃えば冬以外にも太陽柱がみられることがあるそうだ。)
鳥海ブルーラインを上っているとき、ふと
この時間なら まだ影鳥海が見えるかもしれない! と思い、
大平の展望台へ。
わかりづらいけど・・・あったよ、影鳥海。
そっか・・・
遊佐のあの辺りは 鳥海山の影に入る時間帯があるってことか・・・。
太陽柱らしきものを見ることができ・・・
影鳥海も見ることができて・・・
ワクワクした気持ちで鉾立へ。
鉾立駐車場には、車が10台以上あっただろうか。
車中泊した方々は、駐車場からキレイな星空を眺めることができたんじゃないかな。
もしかしたら 御浜に泊まって星空を眺めた人もいたかもしれないな。
な~んて思いながら車から出ると、
辺りには し~んとした静けさがあった。
山の朝って やっぱりいいなぁ・・・。
日中の山も もちろんいいけれど・・・
夕方から夜、そして朝にかけての山の時間は、
とっても素晴らしいんだよなぁ・・・。
5:00 登山口をスタート。
スタートしてすぐにマイヅルソウがお出迎え。
ん? 初めて見るカミキリムシだぞ。
( 『シロトラカミキリ』だそうだ。)
ナナカマドの花が咲いてる。
毎度の場所で 毎度の景色をパチリ。
前回 ここを歩いたのは5月2日。
1ヵ月以上も前。
咲いている花がガラッと変わり・・・
しばらく来ていない間に季節が進んだことを感じる。
その間、どんな変化があったのだろうか。
毎度撮りたくなるシダ。
上に伸びあがって咲いているようなカエデの花。
チリンチリン・・・とカワイイ音が聞こえてきそうなウラジロヨウラク。
1つのつぼみから この一塊分の小さなつぼみが出てきて・・・
こうして花が咲くんだったかな。
朝日があたっているところと・・・
まだ日陰のところと・・・。
ぴちぴちしたショウジョウバカマの実。
花が咲く時に最初に顔を出す部分(白い帽子をかぶってるような部分)は、
こんなふうに実ができても残っているんだね。
陽が差す前の道。
ツクバネソウとマイヅルソウ。
マイヅルソウのクルンと反り返った花弁が なぜか気になる。
あ、ショウジョウバカマの種だぁ。
初めて見ることができた。
地面近くに花が咲いて、
遠くまで種を飛ばすために茎がひゅうんとのびるんだったね。
ブーケのよう。
ツボミ・・・咲き始めもの・・・パッと開いたもの・・・
いろいろある。
朝日の色に染まるタニウツギの花。
朝日の中の花、みんな輝いて見える。
ネバリノギランも咲き始めてる。
そういえば・・・
ネバリノギランの花って、パッと開くわけじゃなくて・・・
少しだけ?開くのかな。
この花のことを気にして見たことが無かったなぁ。
ふと見ると、鳥海山の影は あんなところに。
みんなで歌ってるみたい。
これは・・・だいぶ前に花が咲いて落ちたもの?
可愛いアカモノの花。
ツボミも実も上を向いているのに、花は下向き。
受粉のため?
こちらも可愛い・・・。
岩の割れ目から生えているミネカエデ。
今年も花が咲いたんだろうな・・・。
石とシダの組み合わせが好きで こういうのを撮ってしまう。
県境まで40分も かかっちゃってるよ~。(;^ω^)
こんな調子では 今回も山頂まで行かずに折り返すことになるかな?
ま、行けるところまで行けたらいいや。
木々の間をぬけると、いっきに陽ざしが強くなった感じがする。
笹の間からチョコンと見えた小さな花。
おはようございます。
影が素敵。
イワナシ。
咲き終わった花は、脱ぎ捨てるようにスポッと落ちるんだね。
オシャレな色のベニバナイチゴ。
年々 笹の勢いが増してるなぁ・・・と思いながら進み、
この日最初の雪渓に上がる。
雪渓は どんな状態になっているのかな?
・・・②へ続く・・・