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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'24/06/20 鳥海山・鉾立より⑨…長坂道T字分岐~河原宿~賽の河原~鉾立~帰路

 

問題は ここからだよ~。

このまま進んで行こうか・・・
戻る方がよいか・・・。

迷って・・・迷って・・・

頭では戻った方が良いと思ったけど、
結局 進んでいた。

 

この日一番緊張したのは、
長坂道に上がるまでの雪渓だった・・・。

こんなに緊張したのは いつ以来だろう。

長坂道T字分岐まで 25分もかかって上がってきた・・・。

ベンチに腰掛けて 一息入れ・・・


15:35 河原宿の方へと下り始めた。

木道に上がってすぐ 振りかえって・・・

山頂の方を もう一度眺めた。

 

キレイな声を響かせてくれていたのは 誰だったかな。

 

この辺りも だいぶ雪が解けてる・・・。

 

雪解け水が流れる音を聞きながら下っていく。




この沢を勢いよく水が流れている時期に ここを歩くのは 初めてかなぁ。

 

キレイな水を眺めながら 向こう側へ渡る。

 

上流側。

 

沢を見下ろす登山道沿いには、チングルマの葉がビッシリ。
これから花がたくさん咲くところだった。

 

河原宿から 賽の河原へ。

 

しばらく雪渓を下っていき・・・

 

石の上を渡って・・・

 

15:54 賽の河原まで来た。




石の間を雪解け水が流れる賽の河原。
次に来た時には どんな様子になっているかな。

 


では、鉾立の方へ下っていきましょう。

 

雪解け水が流れる道を。

 

濡れていても石が滑らなくてありがたい。

雪解け水が流れる登山道より、


下に空洞ができた雪渓に上がる方が ドキドキする。

 

少しずつ陽が傾いてきて、雪渓の壁に影ができていた。

 

 

 

向こう側の斜面にピンク色が見えるのはムラサキヤシオだろうか。
そういえば、鳥ノ海分岐近くの斜面にも、ムラサキヤシオが鮮やかに咲いてたなぁ。

 

雪渓に 登って来る時には無かった旗が立っていた。
後日 地元の高校生が行事か何かで登ることになっていて、その目印のようだった。

 

下が空洞の雪渓に上がる時もドキドキするけれど、
滑りやすくて急なところを下るのもドキドキ。

 

その後は、雪解け水が流れる道、そして乾いた道へ。


それにしても・・・
この辺り、年々 笹の勢いが強くなってきてるなぁ・・・。


 

 




普通に歩いている時は意識していないし 気づかないことが多いけれど・・・

 

植物が 伸びたり・・・生える場所が変わったり・・・生える種類が変わったり・・・
木が倒れたり・・・

 

土や石が崩れたり・・・

 

少しずつ少しずつ変化しているんだなぁ・・・。

 

 

このアーチを向こう側で振り返ると・・・


山頂が見えるんだよね。

 

さらに下ったところで 振りかえって見る。

 

 

 

あれ? 朝と何か違う気がする・・・。


そうか。
気温が低かった朝は、滝を流れ落ちる水の量が少なくて 水音も小さかったんだ。

一日の中でも いろんな変化があるね。

 

 







 

 

 

 

 

展望台に寄っていこう。




朝とは反対側から陽が差して・・・
見下した斜面の木に私の影があった。

 

奈曽渓谷にうつっているのは、この展望台辺りの影だろうか。

 

あの山頂まで行って来たんだなぁ。

 

 

 

 

しばし景色を眺めたあと、展望台から下っていく。


実がたくさんついたブナ。

 

朝は、稲倉岳の山頂より左側から陽がこちらに向かってさしていたな。
今は そちらの方へと影が伸びている。


早朝から夕方まで時間をかけて歩けるなんて幸せだ。



16:51 登山口に無事に到着。
      ホントに無事で良かったよ。(;^ω^)

 

カエルの声が聞こえていた池。


覗くと、オタマジャクシがニョロニョロしていて・・・

 

池の縁には、シュレーゲルアオガエルのものだろうか、卵嚢が一つ。

ホッコリした気持ちで駐車場へ。

体力が低下して果たして山頂までいけるかどうか・・・と思っていたけれど、
無事に歩いてくることができて良かった・・・。

 

鳥海山、ありがとう。