お久しぶりの『トチ婆さん』。
ドッシリとした佇まいに いつも圧倒されるのだけど、
太い幹の中には すでに空洞ができている。
それでも、
ことしも たくさんの葉を茂らせ、たくさんの花を咲かせていた。
太くて 今にもニョロニョロ動き出しそうな根。
どのくらいの範囲まで広がっているんだろう。
幹といってもおかしくないほどの太さの根。
そこに生えたコケの上に、熟す前に落ちた小さなトチの実があった。
積雪期にスノーシューで来たときには、
枝分かれしている辺りまで雪が積もり、
空洞になったところを覗いて見ることができる・・・
と、Ⅿさんが写真とともに説明して下さった。
フレッシュな感じのギンリョウソウ。
こちらは、先が黒くなってるギンリョウソウ。
今まで調べることも訊くこともせずにいたけれど、
こんな様子になっているのは受粉後のものだそうだ。
ブナの大木が見事なブナ林広場。
ここで小休止。
根元の隙間に、
ブナの芽鱗や雄花があった。
昨年のブナの実の殻斗が あちらこちらに落ちていた。
実に中に 三角錐のような三角柱のような形の種が2つ ピッタリ組み合わさって
殻斗の中におさまっているんだよね。
根元にブナの実がいくつもなってる。
ということは・・・ここに花が咲いたっていうことだよね。
ブナ林広場から 周海沼の方へ歩いて行く。
再び木道歩きながら、いろいろなものが目に入ってくる。
サワフタギの花が満開。
秋には 真っ青な実がつく。
シダの葉上に落ちたサワフタギの花が可愛い。
しゅっとした表情?のカナヘビ。
徐々に土に還っていく 苔生した倒木。
ピョコン!
周海沼の近くまで来た。
あそこから斜面を少し下っていく。
ブナ林の中の三角屋根の野鳥観察小屋が見えた。
野鳥観察小屋の手前で いつも見上げるのは、ヤシャビシャク。
たくさん実がついてる。
小屋の三角の屋根に跨って座れるくらい雪が積もるんだよ~
というお話を写真とともにしているⅯさん。
何mも雪が積もるから、すっかり景色が変わってしまうんだよね・・・。
野鳥観察小屋の中から 周海沼を眺めてみる。
緑が生い茂る木々に囲まれた周海沼を眺めながら
積雪期の景色を思い出してみた。
春夏秋冬、それぞれの景色を見ると、
またその場所に親しみを感じるね。
・・・④へ続く・・・