賽の河原から 御浜の方へ。
賽の河原からすぐの辺りにある小沢は、
すでに水が流れていなかった。
石の階段を少し登ったところで、
賽の河原の方を振り返って見る。
この辺り、前回来た時は雪渓が残ってたんだな。
今は雪渓が無くなり、
道のそばには ベニバナイチゴの花が咲いていたり・・・
チングルマやイワカガミの花が咲いていたり・・・。
さらに登って、道がなだらかになった辺りでは、
右側に コケモモの花が咲いていたり・・・
ウラジロヨウラクの花が咲いていたり。
「今年も この場所で会えたね」という花に会えると、嬉しいね。
あの小さい石も、「パン皮状火山弾」なのかなぁ。
何だかすごいバランス。
ガラガラ・ゴロゴロ堆積した層の上に植物の層があるのが気になってパチリ。
花が終わり、実になっていこうとしているコバイケイソウ。
ふと見られている気がしたら・・・
ゴゼンタチバナだった。
ヨツバシオガマとイワオトギリとミヤマコウゾリナが
何か相談してるみたい。
御浜に近づくにつれ、一気に花が増える。
昨年気づいてから やはり気になる
アザミのツボミの周りにある糸のようなもの。
何か役割があるのかなぁ・・・。
9:00 御浜まで来た。
そういえば・・・
御浜にも 大きな石がたくさんあるんだよね~。
小屋は すでに宿泊可能になっているけれど、
前の晩は 宿泊客がいたのかな。
私も また泊まりたいな。
鳥海湖を見下ろせるところには、休憩している人がいっぱい。
私は、御浜まで しょっちゅう休憩しながら登ってきたようなものなので、
そのまま扇子森の方へ進む。
御浜から先にも 人がいっぱい。
早く花を咲かせたチングルマは 穂になっていて・・・
ハクサンイチゲも 実をつけていた。
ニッコウキスゲは、
翌日にも花を咲かせそうなツボミがいっぱいだよ。
石の隙間を埋めるように植物が生えてるね。
反対側も、石の間を埋める植物。
大きな石に上がって景色を眺めたりしながら登って行く。
あちらこちらに、石の積み重なり方がオモシロいところあり。
スパッと切れたような石・・・
横縞模様のような石・・・。
トウゲブキも咲き始めてた。
次々に登って来る登山者。
なかなか進まない私。
上の方にも人がいっぱいで混みあってるんだろうな・・・
と思うと、上まで行こうという気持ちが少しずつしぼんでくる。
トウゲブキの大きなツボミのようなところに、
花のツボミがいくつか入っているんだよね。
ハクサンシャクナゲだ。
ツボミの薄いピンク色がすてきだね。
うっすら霞む山頂や外輪はを眺めながら歩いて行く。
いろんな色の石がある。
もうすぐ咲きそうなハクサンシャジン。
もうすぐ咲きそうなニッコウキスゲ。
咲いたばかりのニッコウキスゲ。
雪渓が遅くまで残っていた斜面では、
ハンノキが葉を出し、ハクサンイチゲが花を咲かせていた。
9:45 御田ヶ原分岐まで来た。
さて、ここから どうしようか。
最初に思っていたとおり、このまま登っていこうか、
それとも、予定を変更して 鳥ノ海分岐の方へ入っていこうか。
御田ヶ原分岐から入ってすぐのところで、
ちょっと一息入れながら考える。
・・・④へ続く・・・