１５時半まで待っていたけれど、
すぐにガスが晴れる様子はない。
残念だけれど、ここで戻ることにした。
これからだんだん晴れて行って、
夕方には すっきり見えるんだろうけれど・・・。
この辺で振り返ったらガスが晴れて行くのが見えて
一峰に駆け戻ったことがあったな・・・。
でも、今回は まだガスがある。
何度も一峰の方を振り返りつつ 二峰へ。
チングルマの穂が 午後の陽にキラキラしていた。
山頂の方も 今はガスがモワモワしているけれど、
ウソのようにスッキリ晴れるんだ、きっと。
そう思いつつ振り返ってみたけれど、
まだガスは晴れなかった。
三峰のピークへと登って行く。
私が三峰に着いた頃、
これから一峰の方へ行くという方が登ってきた。
お会いしたことのある方だぞ、と思ったら・・・
GWに笙ヶ岳に来た時にお会いしてご一緒させていただいたkaeruさんだった。
三峰から見下ろした千畳ヶ原の方にもガス。
モワモワと動いているガスは 生き物のようだった。
kaeruさんの姿が二峰の方へと向かっていくのを振り返り見て・・・
三峰の斜面を下り始めた。
斜面に咲く花を眺めながら下り・・・
鞍部まで下って、
今度は岩峰の方へと登って行く。
場所によって咲く花が違うね。
戻る時にも 岩峰の岩をパチリ。
岩峰を回り込んで行くと、長坂道Ｔ字分岐が見えてきた。
１６時を過ぎ、もう人の姿は無い。
人の姿の無い静かな長坂道Ｔ字分岐で もう一度 ニッコウキスゲを眺め・・・
１６：０５ 河原宿の方へ 木道を歩いていく。
雪渓が解けたあとの 緑の草原を眺めながら下っていく。
木道から石の道に。
上から見た様子も可愛いアオノツガザクラ。
花弁が落ち、星がたくさんあるように見えるチングルマ。
池塘に上がる斜面の雪渓も ほとんど解けてしまってる。
前回 雪解け水がザーザー流れていた沢。
この時は 静かだった。
沢を向こう側へ渡るのも、問題ナシ。
沢に沿って絨毯のように生えていたチングルマ。
花の時期は とうに過ぎ、
花穂に。
何かを見ているようなニッコウキスゲの後ろ姿。
１６：２０ 河原宿まで下って来た。
賽の河原の方へ。
小さくなった雪渓を眺め・・・
雪渓が解けた水が流れる音を聞きながら下っていく。
辺りには、大きな石が いっぱい。
足元には
小さな花が あちらこちらに。
１６：３０ 賽の河原。
御浜の方から下って来る人の姿が 小さく見えた。
下ってきた河原宿の方を眺めながら 一息入れる。
・・・⑨へ続く・・・
