振り返った景色を眺めながら ゆっくり登って行く。
前回この辺りに花が咲いていたニッコウキスゲは、
今は実に。
( 実が無くなっているところは、誰かが食べたのか?・・・気になる)
花が咲いた時に大きく開かないネバリノギラン。
大きく開かない花のような姿のまま、もう実ができているんだろうか?
ベニバナイチゴの実、真っ赤になってる。
もう少し色が濃くなってから甘くなるのかな?
どなたでしょうか。
ギボウシの花が あちらこちらに。
元気いっぱいトウウチソウ。
朝日に輝く植物たち。
朝日が当たっているところだけでなく・・・
大きな石の陰のチングルマの葉も イキイキして見えた。
大きな石ゴロゴロ地帯に来た。
石がゴロゴロした斜面。
前回来た時は、この斜面の上の方に ニッコウキスゲが咲いてたなぁ・・・。
ここからでは見えないけれど、
今は 実ができているのだろう・・・。
コバイケイソウも実をつけていた。
ホツツジも、赤い実を。
ゴリラの横顔のような岩を見上げる。
登って行って・・・
今度は ゴリラの横顔岩を見下ろす。
斜面を見上げたところにある岩。
あの真ん中辺りにもニッコウキスゲが咲いてたなぁ。
来年も あの場所に花を咲かせるかな?
少し登っては振り返って景色を眺める・・・を繰り返し、
賽の河原の手前の なだらかなところに来た。
光の中のイワショウブを しばらく眺める。
しゅっとした姿のオヤマリンドウ。
7:13 賽の河原。
土日なら 必ずと言っていいほど ここで休憩している人がいるけれど、
この日は誰もいなかった。
御浜の方へ進む。
この辺りで水音が聞こえないと、
やっぱり寂しい気がするなぁ。
アザミの綿毛が キラキラ。
河原の方を見る。
祠があるところ、目立つね。
あの石は、積み上げたもの?
石の階段を登り始めた辺りで振り返ると、
私と同じくらいにスタートして同じようなペースで登っているお二人の姿が小さく見えた。
まだ陽が当たらずヒンヤリした感じの石の階段を
ゆっくり登っていく。
気持ち的に いつも きつく感じるところ。
ここは、雪渓を登った方が だんぜん楽だな・・・。
早くも下ってきた方とすれ違った。
シダの葉に小さな虫が入っているらしいけど・・・
今回は見るだけにしておく。
道が ややなだらかになり・・・
両側に ザラザラ・ゴロゴロした石が多くなる。
ふと見ると、草原の中に・・・石。
どこかの古代遺跡みたい。
いろんな色の石が転がってる。
キンコウカ、葉がオレンジ色や黄色に変わってきてるね。
そういえば・・・
見下した草原の色も、
黄色っぽくなってきているみたい。
この時期、山は少しずつ 秋へと向かっている。
イワショウブも 実になりはじめているし・・・。
おや? あれは何だろう?
コバイケイソウの実、
やや上から見ると こんな形。
何だか 濃い緑の葉に勢いを感じたミヤマホツツジ。
チリンチリン・・・
と涼し気な音が聞こえそうなハクサンシャジン。
7:50 御浜まで来た。
今日の小屋の向こう側には、どんな景色が広がっているかな?
・・・③へ続く・・・