七五三掛にて しばし景色を眺める。
山頂の方。
そして・・・
中島台の方。
では、登って行こう。
日陰になる時間が長く やや湿ったところに生える植物たちを眺めながら
木道を登り・・・
石・岩がゴツゴツしたところに登ったところで、
振りかえって、さっきいた七五三掛を見下ろす。
中島台はガスで見えなかったけれど、
その手前の 溶岩堤防と溶岩じわが見えた。
岩の窪みに生えたホソバイワベンケイ。
そういえば、コメバツガザクラは実ができてる頃かな?
と見てみると・・・
あった!
初めて見るコメバツガザクラの実、可愛いなぁ・・・。
中には どんな種が入っているのかなぁ・・・。
9:13 外輪山・千蛇谷分岐まで登ってきた。
今回も 千蛇谷コースへ。
千蛇コースに入った辺りの岩のあちらこちらに生えているイワワウメは、
花の時期を終えていた。
この日は 足元にダイモンジソウが咲いていた。
ザラザラしてずべり安い斜面の道を ゆっくり下り・・・
ベンチのあるところで 千蛇谷を眺める。
下から賑やかな話し声が聞こえるので見たら・・・
雪渓のそばを通って向こう側の道に上がって少し行った辺りに
何人かの姿があった。
外輪の内壁、
緑に覆われて 6月に来た時とは違う景色になっている・・・。
岩壁のあちらこちらに、花の時期が終わったイワウメ。
千蛇谷コースの夏道を登るのは いつ以来になるのかなぁ・・・
と思いながら、下りて行く。
斜面にも いろんな植物が。
見上げた斜面にも。
登山道脇にも。
小さくなったけれど残っていた雪渓。
外輪の壁を見上げてから、
石を渡って 夏道に上がる。
この道を歩くのは、久しぶり。
もしかしたら1年ぶりくらいじゃないか?
前回歩いた6月は、
雪渓を登りながら 外輪の内壁を何度も何度も見上げて眺めたんだった・・・。
その時は、岩の様子・迫力に圧倒されながら眺めた。
今回は・・・
その迫力の岩壁に植物が生えている様子を眺めた。
火山灰や溶岩が堆積した岩壁に、
少しずつ少しずつ植物が生えて、今のようになったんだなぁ・・・。
その経過を、早回しで見てみたいなぁと思う。
最初は、
こんな地衣類やコケが生えたのかもしれない。
植物は、ヒトより ずっとずっと前から
地球上に現れて生きているんだもんね。
石の階段あり。
その左側には、木も生えてて・・・
木の根元には 日陰でも大丈夫な植物が生えてて・・・。
振りかえるたびに、
外輪から下りてきた道が 遠くなっていく。
外輪から見下ろすと こんな木は生えていない気がするけれど・・・
場所によっては けっこう生えてるんだ。
ズダヤクシュは、
まだ花が咲いているものもあれば 実をつけているものもあった。
落石に気を付けながら雪渓を登ったことを思い出した。
千蛇谷の鞍部には、
毎年少しずつ 外輪の方から落ちてきた石が加わっているんだなぁ。
先方から何かがフラフラと飛んできて 木にとまったぞ?と思ったら、
オニヤンマ。
オニヤンマを見ている時、下ってきた人がいた。
前の晩は山頂小屋に泊まったそうだ。
「サイコーでした~!」
と言って下っていった。
毎年 遅くまで岩壁に雪渓が残るところ。
だいぶ登ってきた感じがするけれど・・・
ここから まだまだ登りが続くんだよね・・・。
大きな石の隙間から ダイモンジソウが こっちを見てた。
急にたくさん現れたのは アオノツガザクラ。
そういえば・・・
この辺りは アオノツガザクラの群生地だったなぁ。
独特な曲面?のある石が目にとまった。
『ふくらヨリ 八里』。
御室の『ふくらヨリ 九里』まで、あと一里。
・・・⑤へ続く・・・