『ふくらヨリ 八里』から少し登ると、
『⑤ 頂上へ』の標示あり。
むむむ・・・
「千蛇谷コース、もう半分きちゃった~」ならいいのだけれど、
この日の私は「まだ半分あるのか~」だな。(;^ω^)
ま、ゆっくり ゆっくり 登って行きましょう。
ふと振り返ると ガスが上がってきていてビックリ。
さっきまで青空が見えていたのに。
千蛇谷をモワモワと流れてくるガス。
あらまぁ、山頂の方にもガスがかかってきたではないか。
『⑥頂上へ』まで来た。
この辺りから・・・
立ち止まってガスの流れる様子を眺める回数・時間が長くなる。
ゆっくり変化しながら動いているガスが
生きもののように感じられる。
だいぶ前に私を追い越して行った方が、
もう下ってきた。
植物の中にポツポツと石が転がっているように見える景色。
でも、ここが 植物が生えていない石・岩だらけの時もあったんだろうな・・・。
外輪の内壁だって そうだ・・・。
今は このくらい緑におおわれているけれど。
イワギキョウが 現れてきた。
ここからは分からないけれど、
外輪内壁には どんな植物が生えているんだろう・・・。
『⑦ 頂上へ』まできた。
アザミとヤマハハコ、まだまだ咲いてる。
6月に来た時には 内壁の岩の迫力に圧倒されたのだけど・・・
今は その岩をおおう植物に迫力を感じる・・・。
左側を見ると、ドド~ンとした岩があるように見えたのだけど・・・
通り過ぎてから振り返って見たら、
こんなふうに大きな石が積み重なっているのだった。
見る場所や角度によって、
ものの見え方や印象は全く違うね。
意識を向けるところが違うと、
目に入るものが違うから・・・
同じ日に同じ山を歩いていても、
人に寄って 印象は違うんだろうな・・・。
今日の私の意識は どこに向けられているかな・・・。
たぶん・・・おそらく・・・いや、きっと・・・
私の意識は 石や岩に向けられているんだ。(;^ω^)
それで石がゴロゴロしている山を歩くのだから、
目に入るものが多すぎる・・・。
私がノロノロ登っているうちに、
振りかえると 次々に登ってくる人の姿が見えた。
『⑧ 頂上へ』
たくさん咲いている様子も素敵だけれど、
岩陰に静かに咲いている様子も素敵。
小さくて可愛い葉っぱたち。
石の柱が並んでいるような外輪の内壁は、
眺めていて飽きることが無い。
外輪を歩いている人の姿が 小さく見える。
よし、『⑨ 頂上へ』まで来たぞ~
と思いながら登っていくと、
おお、石だらけの御室が見えてきた。
建物の屋根もチョコンと見えてる。
御室の下?手前?には、
チョウカイアザミや
オンタデが 群生。
そして・・・
いかにも溶岩が冷えて固まった・・・という大きな石がいっぱい。
ここからは、
石がゴロゴロした斜面につくられた偉史の階段を登って行く。
ジグザクに。
別世界に来たみたい。
ここまで来れば、御室は すぐそこ。
11:02 御室に着いた~。
外輪に目を向けると、人の姿が小さく見えた。
そして・・・目の前には・・・
ヒビがたくさん入った・・・岩?
何度か来ているけれど、今まで目に入らなかったなぁ・・・。
・・・⑥へ続く・・・