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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'24/09/05 鳥海山・鉾立より⑥…大雪渓東側~薊坂~伏拝岳分岐

 

12:00頃  昼食休憩を終え、また歩き出した。

早朝にスタートした人たちが ポツポツと下ってくるようになった。

私は これから 薊坂だよ・・・。


体はキツイけれど、
薊坂の途中で眺める景色を楽しみに ゆっくり登って行こう。


まずは 薊坂の入り口まで がんばろう。

 

少しの間、茶色くチリチリになってる葉っぱの多いハンノキの間を行く。

 

ハンノキの枝の下には 
笹があったり ナナカマドがあったり。

 

やや急な石の道を よっこらよっこら登って行く。

 

道のわきに咲く花に 元気をもらいながら。

 

前に大雪渓を歩いたのは いつだったんだろう・・・。
だいぶ前の気がする。

 

ずっと向こうに 小さく白く 薊坂入り口の標柱が見えてきたぞ。




手前の標柱の文字は、風化して見えなくなっていた。
( てっぺん?に石が乗っかってるのが可愛い)

 

仙ヶ洞だ見えてきた。
その上には 外輪に覆いかぶさろうとしているような雲。

一歩一歩登って行き・・・

振り返ると 河原宿の小屋が小さく小なっていた。
ボサ森の右奥には月山森が見えてきた。

 

雪が消えた小雪渓のゴロゴロした石が見えてきた頃、
足元は 浮き石とザラザラな土に。
歩きやすそうなところを探して登って行く。




外輪に覆いかぶさろうとしているようだった雲が、
今度は 外輪を掴もうとしているような形に。
うひゃ~っ・・・

 

 

おや? この花、前に御室付近で見かけた なんとかクワガタ・・・ではないか?
あの時は 薄紫色に見えたけど、この花は 白い。
( なんとかクワガタの名前は『ヒメクワガタ』だった・・・)

 

この辺から 向こう側へ行こう。

 

真ん中辺りで 仙ヶ洞を見上げる。

石ゴロゴロ地帯を渡って 再び登山道を登る。


少し登って行くと・・・
あった、薄い板を重ねたような大きな石。(岩?)




イワギキョウが登場。
会えるのは もっと上に行ってからかと思っていた。

 

 

ゆっくり休み休み登って・・・

 


12:45  ようやく薊坂入り口まで来た。
       この頃には、東側から流れてくるガスで 向こう側が白くなっていた。




南側にも ガスが流れてきてる。

 

薊坂入り口で 景色を眺めながら一休みしていると、ちょうど下ってきた人たちがいた。
一人は犬を連れ、
もう一人は ザックに『2236』のナンバープレートを付けて!


「地元は庄内で、今は山形市に住んでるんです。
地元に帰った時には 庄内ナンバーを付けるんです。」
とのこと。

あのワンちゃんも、
あのナンバープレートも、
それぞれ ご主人とともに山頂まで行って来たんだなぁ・・・。

 

5分ほど休憩した後、
薊坂を登り始めた。

 

急なところを登る分、
ちょっと登って振り返ると 景色が変わっている。
薊坂入り口にあった白い看板が 下に小さく見えた。




夏から秋へと移り変わる時期の風景、いいなぁ・・・。

 

西側に目を向けると、
ガスの向こうに 笙ヶ岳一峰が見えるようになっていた。
奥には 庄内平野も。




「急なところは あと少しだよ~」
「がんばってね~」
と 声をかけていただいた。

 

ありがとうございます!


辺りの植物たちを眺めたり、青空を見上げたり・・・

足元に咲く花に元気をもらったり・・・

 

急な登りが終わる辺りにある岩が
少しずつ近づいてくる。

 


ナナカマドの赤い実が 目を引く。



 

秋の気配を感じさせる道を 一歩一歩登って行き・・・

 

見晴らしの良いところに出るたびに、振り返って景色を眺める。
小さくなっても、河原宿の小屋が ずうっと見えてるね~。

体はキツいけど、
やっぱり こっちへ登ってきてよかったなぁ・・・。

こんなふうに景色を眺めたくて 
こっちにくることにしたんだもんね・・・。

 

大きな段差のあるところで
ハクサンシャジンが励ましてくれた。

 

急坂は あの岩の辺りまでだぞ。

 


振り返ると ガスがブワ~ッと流れてきていた。

 

見上げると ハイマツの間に岩。

 

岩の様子を眺めつつ登る。

 

あと少し。

・・・というところで、

また 立ち止まる。

 

岩の隙間にホソバイワベンケイ
よく見ると、灰色っぽくなった根が隙間を這っていたので、
ここに生えてから もう何年にもなるんだろうな。



ようやく薊坂を登り切った。



無事に薊坂を登り切ることができて ホッとした。

 

外輪コースも見えたぞ。

 

御浜、鳥海湖も見えた。

 

午前中歩いた千畳ヶ原をしばし眺めた。

 

伏拝岳まで あと少し、がんばろう。

 

 

 

伏拝岳まで どんどん行こう、と思う気持ちがあるけれど、

 

石・岩と その隙間に生えた植物の組み合わせが素敵で、



何度も立ち止まって眺めた。





 

伏拝岳が見えたぞ~。




キョロキョロしながら登り・・・

 

13:28 伏拝岳の分岐に着いた。

ここまで登ってくることができて よかったよ~。(;^ω^)

 

                      ・・・⑦へ続く・・・