15:52 長坂道T字分岐から 河原宿の方へ下り始めた。
モワモワしたガスが 東側から流れてきていてビックリ。
岩峰の上を流れていく。
御浜の辺りもガスの中だろうか。
夕方の陽の差すこの辺りの景色、いいなぁ。
愛宕坂の方から見ても 素敵かも。
黄色っぽくなってきた草の間に
ポツポツと白いウメバチソウが咲いているのを眺めたり・・・
逆光に透けて光るイワイチョウの葉を眺めたりしながら
石畳の道を下っていく。
何てことは無い景色に目がとまり、
時々 立ち止まって眺めながら。
石畳の隙間にビッシリ生えてるのは、
スミレの葉だろうか。
まだ咲いてたイワイチョウ。
ふと振り返ると、
さっきまでいた長坂道T字分岐付近も ガスに覆われていた。
河原宿から右に入り、賽の河原の方へ。
歩く人が増え、
道がハッキリしてきたし、ケルンが増えた。
道も変わっていく。
御浜から下ってくる人の姿が 小さく見えた。
16:13 賽の河原まできて 河原の方を振り返って見た。
ここからまた気を引き締めて、鉾立の方へ下っていく。
ゴリラの横顔のような岩も 今は日陰に。
見上げた空に オモシロい雲。
私が 空を眺めている間に、何人かの方がそばを下っていった。
どんどん変わっていく雲。
何度も何度も 立ち止まって眺めた。
鉾立が見える。
ちょうど標高1000mくらいのところをガスが流れているのかもしれない。
見上げた空には
いつの間にか 羽のような雲が広がっていた。
両側に笹があるところでは、
クマ鈴を鳴らし、歌いながら下った。
朝 この辺りを登っている時に、
大きな動物が通った道のようなものが 何か所かあったから。
県境を通過。
ゴツゴツした石の道。
気を抜かないようにして下っていく。
西側には雲海のような雲。
赤っぽい岩のところを通過。
アーチをぬけ、
振り返った奥に 山頂は・・・
やはり見えなかった。
下山した時には 山頂は見えないかもしれないな。
奈曽渓谷を見下ろせるところまで来た。
おや?
ガスが流れていて チラッと康新道の壁が見えてる。
もしかして、駐車場に戻った時には 山頂が見えたりして?
スタート時に お会いしたご夫婦に またお会いした。
愛知からのお二人、前の晩は大平山荘に宿泊。
日本海に沈む夕日を眺めることができて良かった~とおっしゃっていた。
この日は 下山後、酒田に宿泊するそうだ。
ご夫婦で山歩きしながら全国各地に行くっていいなぁ。
下りも 展望台へ。
山頂は、見えそうで見えない。
御浜は 流れるガスで全く見えず。
夕日が当たる稲倉岳。
ぐるっと眺め 展望台から下りた。
短い私の脚が長く見えるくらい陽が傾く時間になった。
愛知のご夫婦に追いついたので、
お二人とお話しながら 下り・・・
17:11 無事に下山。
お二人と別れ、駐車場へ。
車のそばまで来て 振りかえると、
一瞬 ガスが流れて山頂が見えた。
鳥海山、今日も ありがとう! \(^o^)/
途中 バテバテになったけれど、
会いたかった花に会うことができ、
素晴らしい景色を眺めることができ、
そして 無事に下山出来て、
よかった・・・。