では、八丁坂へ。
・・・灌木や笹の間の道を登り、
視界が開けるたびに 景色を眺める・・・
というのが、八丁坂を登って行く時の楽しみ。
こっちを眺めたり・・・
あっちを眺めたり・・・。
黄金色の庄内平野が見えるのがうれしい。
ハクサンシャジンは、実になったものを多く見かけた。
ハクサンシャジンの実の中には どんな種が入っているのか・・・。
『2/八』を過ぎた辺りで振り返ると・・・
ボードを背負った方も登ってきた。
お、ドングリの実が いっぱいだぁ。
植物の色が少し変わり始めた斜面。
赤く見えている実は ナナカマドの実。
夏に『クロミノウグイスカグラ』を見た辺りで 葉を探してみると・・・
あった、たぶん これだ。
赤かった枝は茶色っぽくなり、葉も あちらこちら茶色になってるけど、
葉の付き方を見ると クロミノウグイスカグラだと思う。
来年も また様子を見てみよう。
遠く月山の右側の朝日連峰、
ガスがとれてきて全山見えることを期待していたけれど、
逆に南側からガスが広がってきたな。
少し登って・・・
また立ち止まって眺める。
南東側も、ガスは晴れそうにない。
鳥海山も、いつも昼前にはガスがかかることが多い。
どの辺りまで こんなふうに景色を眺めることができるかな。
斜面のあちらこちらに 綿毛になったトウゲブキ。
ここから綿毛が強風に乗ったら どこまでも飛んでいきそうだ。
エゾノヨツバムグラ 実をつけている。
小さなトゲのようなもので くっついて運ばれるのかな?
いつの間にか 見上げた空に雲。
石のそばに咲いてるこの花は ハクサンシャジンだろうか。
ハクサンシャジンは多年草とのことなので、
これは まだここに生えて1・2年目とか?
会えて嬉しいな。
『5/八』まで来た。
少し登っては・・・
立ち止まって景色を眺める。
遠くの青い山並みも美しい・・・。
綿毛のトウゲブキを見ながら
黄色の花が咲いていた様子を想像してみる。
少し上に、
ゴリラの横顔みたいな岩が見えてきたぞ。
シダの根元、松ぼっくりみたいになってる。
おもしろいなぁ・・・。
その下を見ていくと・・・
細い根も、あのシダのもの?
岩に生えたシダ、こんな姿で生きていた・・・。
ゴリラの横顔みたいな岩の近くまで来た。
もの思いにふけってるような感じだな。
ハクサンフウロの花が、
あちらこちらにポツポツと まだ咲いていた。
石とミヤマキンバイの葉とコケと。
何だかステキでパチリ。
ドンドン形を変えながら流れる雲。
羽のよう。
近づいても全く動こうとしなかったバッタ。
お腹がぱ~んと張ってて 尾の辺りを小刻みに動かしていたので、
産卵間近なのだろう。
まだ咲いてた小さなミヤマキンバイの花。
雲海は、モクモクと勢いを増してきた感じ。
ミヤマハンショウヅルの穂だ。
夏の登った時、たくさん花が咲いててビックリしたっけ。
『7/八』まで来た。
少し前から見えていた月山森。
この後も ガスに覆われませんように。
迫力ある雲と黄金色の庄内平野。
しばし眺める。
真ん丸な赤い実、コケモモだろうか?
ここまで来ると 八丁坂は そろそろ終わり。
『8/八』を過ぎた辺りで、
毎度の岩と外輪をパチリ。
この辺りまで来ると 沢を流れる水音が聞こえる。
水音を聞きながら 外輪を見上げ、
河原宿の方へ。
前日の雨で ドロドロなところもある道を進み・・・
8:39 河原宿まで来た。
小屋は ますます崩れてきていた・・・。
一休みしながら これから登って行く方を眺める。
ここからは 雪渓は見えないけれど、陰のほうに残っているだろうか。
大雪渓の西側を登って・・・東側に渡って・・・
少し登ったら 小雪渓の方へ・・・。
この日 歩いてみようと思っている辺りを眺める。
どうかなぁ・・・ドキドキするなぁ・・・。
綿毛になったアザミを眺め・・・
沢の水に映った 逆さ外輪を眺めて・・・
また歩き始めた。
月山森への分岐。
月山森へは、あとから行けたら行きたいな。
まずは 大雪渓の方へ。
毎度 気になって眺める沢。
この沢が流れてくる方を見てみたい・・・。
立ち止まって眺めていると、
二人の方が追い越して行った。
この日歩いてみるところは どんな様子なのか・・・
考えれば考えるほどドキドキする。
まずは、大雪渓の西側の登山道を登って行こう。
・・・③へ続く・・・