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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'24/09/16 鳥海山・文殊岳をめざしてみた④…『←文殊岳』の看板からどこまで行けるのか?

 

『←』がかかれた石とロープがある所まで登ってきた。

 

向こうの薊坂の方へ、小雪渓を渡っていく目印。

 

地図の破線は、小雪渓を渡った辺りから左へと道がかかれていたけれど、
今回は このまま石がゴロゴロしたところを登って行く。

あんなに遠くからでも見えた白い看板が、
すぐ近くまで来たら 石や草の陰になって見えない。


でも、方向は合ってるはず・・・と登って行くと、

 

あった!
看板の向こうには、目印になる大岩も。

看板が見えたところで 登ってきた方を振り返って見ると・・・


河原宿小屋も 月山森の方の木道も 大雪渓の下も見えた。
向こうから撮った写真を拡大すると、ここの看板が見えたものね。




稲刈りが終わったところと これからのところ、
すこ~し色が違っている。

 

踏み跡をたどって 看板の近くまで行くと・・・

 

文字が ほぼ消えてる~!
( ※2024年版の山と高原地図では、破線も無くなっていた・・・)



ということは・・・この先の道は・・・。(;^ω^)
覚悟はしてきたものの、ドキドキだ。

 

案の定、
看板を過ぎて間もなく 道には両側から草がかぶさっている状態になった。

 

草が倒れていたところは、
様子からすると 大きな動物が通ったような感じだったなぁ・・・。

 

大岩を過ぎると、ますます草だらけ。

草丈を見て・・・笹をかき分けたり足で探ったりして・・・
洗堀された道をたどりながら進む。


途中で 振り返って見る。

 

右手の岩壁を巻くように道はあるんだったな・・・。

 

地形を見つつ、足元の道を探りながら 少しずつ進んで行く。

 

笹と灌木の間を進むのは まだよかったけれど・・・

 


自分の顔の近くまである笹薮の中を進むのは大変。

 

笹藪の先は マツ!




目印のピンクテープは あったものの、
両側からマツが倒れていて狭く、道には 笹が・・・。

 

うわ! 笙ヶ岳が見えた!

さらにマツの間を進んで行くと・・・


向こうに外輪が見えた!

 

歩いている人の姿も見える!

この笹薮をぬければ 草丈はそれほど高くないはずだから、外輪まで登っていけるのでは?
と 頭では考えるのだけど・・・

笹薮は まだまだ続くし・・・
笹薮をぬけてから外輪までは けっこう急斜面。

 

せっかく笙ヶ岳が見えるところまで来たのだけれど、
これ以上 独りで突っ込んで行く勇気は無い。
ここで諦めて戻ることにしよう・・・。


来た方を振り返って・・・

ガ~ン・・・また藪の中を歩くんだった・・・。

仕方ない、帰るためには ここを戻るしかない。


マツの間をぬけるところが分からなくなり、
焦って しばらくウロウロ。

目印のピンクテープも確認しておきながら、
なぜかハイマツの間の道が分からない。( ゚Д゚)
・・・状況が分からないところに来るのだから 目印にするテープか何かを持ってくるべきだった・・・


・・・大丈夫。まだウロウロする時間はある・・・。
自分に言い聞かせて ハイマツの間をぬける道を探すけれど なかなか見つからない。

後から確認したら、ウロウロしていた時間は15分くらい。
でも、焦りと緊張と不安で、もっと長く感じた。

その時、しゃがんで洗堀された道を見ればよいことに気づいた。
・・・あそこから入るんだ・・・


・・・しゃがめばよいことに なぜもっと早く気づかなかったかなぁ・・・

しゃがんで道を確かめてから もう一度 立って見たら、
同じところを何度も往復して なぜ来た道が分からなかったのか不思議だった。
たった2・3mくらいの範囲なのに。

焦りや思い込み、そういうものが邪魔していたのかもしれない。

 

マツの間をぬけると 笹薮の向こうに 目印の大岩が見えた。

 

やっとマツの間をぬけることができて ホッとし、
遠くの景色を眺めた。




私が ウロウロしていたのがウソのように、
雄大な景色が広がっていた。

 

何度か しゃがんで洗堀された道を確かめながら進んでいく。



踏み跡がわかるようになった。

 

北側の岩壁を見上げる。

 

両側から笹などがかぶさる道を
足元に気を付けながら慎重に進み・・・

 

大岩まで戻ってきた。
右側から登れそうだから、岩の上で一休みしようかな。


岩の上から 歩いてきた方を見る。
・・・たったこれだけの距離なのに、大変だったなぁ。(;^ω^)

 


岩の上に腰をおろし、景色を眺めながら一休み。

ここで景色を眺めながら 早めの昼食休憩にしてもいいけれど・・・
まだ時間があるし、
月山森に行って西鳥海を眺めながらの方がいいな。

・・・ってことで、
大岩から下り、

 


草に隠れた道を・・・

 

足元に気を付けながら歩いて・・・




看板のあるところまで戻ってきて・・・



その先の 仙ヶ洞を見上げるところへ。

 

何だか気持ち的に ドドッと疲労感が押し寄せてきたけれど、
切り替えて 月山森へ行こう!




                     ・・・⑤へ続く・・・