賽の河原から御浜の方へと歩き出した。
池塘がある辺りの草紅葉がキレイだ。
祠のある石のドームに生えた植物も、色が変わってきてるね。
通るたびに変わっているケルン。
この時は こんなふうに石が積み重ねられていた。
チシマザサの間を登って行く やや急な斜面の石の道。
少し登ると景色が変わって見えるので、
何度も何度も立ち止まって 景色を眺めながら登る。
ずっと後ろから法螺貝の音が聞こえてきたので 振り返って見ると、
賽の河原に白装束の人たちの姿が見えた。
この辺りの岩で 何日か前にクマが立ち上がるところを目撃し、
撮影した動画がアップされていた。
鳥海山にもクマがいることは確かだし、
自分も目撃したことがあるけれど・・・
「この辺りに 今いるかもしれない」とか
「もしかしたら遭遇するかも」とか思うと
途端にドキドキしてしまうなぁ。
気持ちを切り替え、
色づき始めた木々を眺めながら登って行く。
最近 通るたびにチェック?する石。
この日も そこにあることを確認し・・・
前を見ると・・・
フサフサしたキツネ色の草原があった。
この辺りまで来ると、少し冷たさを感じるような風が吹いていた。
うわ~!
風になびく草に陽があたってキラキラしていた。
賽の河原で少し休むと言っていた SEさんが、
やはりまた一緒に歩くことになった。
おや? これは・・・誰のもの?
オレンジ色と黄色が混じった色のキンコウカも いいな。
紅葉したチングルマ。
赤いチングルマと緑のコケ。
な~んて あちらこちらで立ち止まりながら登り・・・
10:55 いつの間にか御浜まで来た。
御浜から眺める稲倉岳の方の景色、好きなんだなぁ。
東斜面に 湧き上がってきたガスがぶつかってる。
では、鳥海湖が見える方へ行ってみよう。
ぶは~っ、やっぱり冷たい風が吹いてる~。
思ったより強めの風で、ガスがどんどん形を変えながら動いている。
鳥海湖の水面が さざ波でキラキラしている。
吹く風で キラキラの模様も少しずつ変わる。
その様子がオモシロくて しばらく眺めた。
1週間前に来た時 雨で少し増えていた水量は、
この1週間で また少なくなっていた。
遠くに目を向けると、
幸治郎沢と、その手前の木道が見えた。
斜面の溶岩流跡のヒダヒダも 陽が差してキレイ。
千畳ヶ原に 南側からガスが上がってきている。
これから私が行く頃は どんな感じだろうか。
・・・③へ続く・・・