１２：１２ 鳥ノ海分岐から下っていく。
なぜか目にとまったのは、
前鍋の北側斜面に 陽の光が上から差している様子。
何が気になったのか自分でもよくわからないけれど、
何度も立ち止まって眺めた。
急な斜面、足元に気を付けながら下っていく。
この前鍋から流れてきているのか、
やっぱり 石の道の左側に水が流れていた。
蛇石流分岐が見えてきた。
この辺りも なんとなく好きなところ。
１２：２９ 蛇石流分岐。
笹の間の道をぬけると、
黄色く色づいた草原が近づいてくる。
道のそばに咲くオヤマリンドウ。
黄色のイワイチョウの葉と一緒もいいし、
赤いトウウチソウの葉と一緒もいいな。
沢の中を少し進むところ、
この日はほとんど水は無し。
池塘に 青空と白い雲が映っているのを見ながら
ワクワクしてくる。
モワモワと動いている雲もイイ感じ。
「あそこまで登ったら どんな景色が見えるかなぁ・・・」
と見上げるところ、好きなんだな。
ここまでで 一番色づいていたのは
このナナカマドかも。
紅葉した葉の間から、
新しい緑の葉が出てきているチングルマもあるね。
光と影がつくる景色を眺めつつ 木道を登って行き・・・
登りきる手前で 振り返って見る。
そして、木道を登りきると・・・
目の前に 草紅葉の草原が広がっていた！
外輪側の眺めもヨシ！
向こうに見えてる二ノ滝Ｔ字分岐まで
あと一つ沢を渡るよ。
その沢に下るまでが
ザラザラで急なので、ちょっとドキドキするんだけどね。
ゆっくり下れば大丈夫。
ほとんど水の無い沢を向こう側へ渡って 登って行く。
大きな段差のあるところを アカモノを見ながら登ると・・・
１２：４７ 目の前に 二ノ滝Ｔ字分岐。
景色を眺めながら 一休み。
溶岩と火山灰のシマシマ模様の笙ヶ岳の東側斜面。
万助道を歩く人の姿。
草紅葉の草原の向こうに外輪。
溶岩流のヒダヒダ。
草紅葉の中を蛇行する沢。
もう少し木道を歩いて行ってみる。
毎度撮る 池塘。
外輪と一緒に撮ったり・・・
扇子森・御田ヶ原の方と一緒に撮ったり・・・。
もう少し歩いてみよう。
沢がある辺りの いろんな色・いろんな形の模様が オモシロい。
緑の絨毯のような斜面に 崩れた跡が模様のように。
静かな千畳ヶ原を 静かに風が吹いている。
そこに 静かに ただいる私。
南側からガスが上がって来るけれど、
千畳ヶ原がそのガスでおおわれるところまでは来ない。
もう少し歩いてみよう。
ここを少し下ってから振り返ると・・・
黒沢のそばの黒っぽい土の斜面が見える。
月山森からも いつも見ているところだ。
大きな石にかぶさるように黒い土がのっかってる。
少しずつ崩れているんだろうな。
幸治郎沢が だいぶ近くに見えるところまで来た。
木道が見える辺り、緑・黄・赤がキレイだな。
陽が差し込む月山森の西側斜面。
毎度眺める池塘。
あの辺りも気になるなぁ。
月山森から 青空を映しているのが見えたっけ。
景色を眺めながら ゆっくり歩いて 二ノ滝Ｔ字分岐まで戻った。
少し前にたくさん出ていたイタドリの小さな芽は どうなっているかと見ると・・・
目立たなくなっていた。
やはり この場所は環境的にきびしいのかも。
風が吹いて草の波が揺れるのをしばらく眺めた。
静かな草紅葉の千畳ヶ原で 大きく息を吸った。
・・・⑤へ続く・・・
