金姥分岐から どっちへ行こうか迷ったけれど、
牛首の方へ。
牛首まで行ってから 中腹コースを歩いて姥ヶ岳に行くことにした。
あっちを見たり こっちを見たりしながら
稜線の道を登って行く。
・・・斜面を流れる水が集まり 小さな沢となって流れていく・・・
そんな様子は ついつい眺めてしまう。
風で飛んできたのだろう、
西側斜面の紅葉の葉が足元に。
ゴツゴツした石の道を登って行く。
振り返って、
歩いてきた湯殿山コースの方からの道を眺める。
私も あんな風に歩いてきたんだな・・・。
発芽して何年目なんだろうと思うような小さな葉が紅葉しているのを見ると、
つい撮りたくなる。
柴灯森の手前の斜面、
ピークは過ぎているけれど、まだまだ紅葉がキレイ。
柴灯森のピーク手前で また振り返って眺める。
私も あの場所を歩いてきたんだなぁ。
そこにいる時は見えないけれど、通り過ぎてから見える景色がある・・・。
柴灯森から牛首の方へ歩いて行く。
左側斜面を見上げると、
草紅葉の中のあちらこちらに 赤くなったチングルマ。
反対側には・・・
こんな景色。
月山山頂から南にのびる尾根の斜面。
緑の中にオレンジ色や黄色。
陽の光を浴びてキレイ。
月山山頂の方。
鍛冶月光付近の紅葉は ほとんど終わっているようで、
落ち着いた色になっている。
黄葉の木々。落葉した木々。草紅葉。笹や常緑の葉。遅くまで雪が残っていた斜面の草。・・・
いろんな色がある。
緑のコケと赤いチングルマ。
赤いチングルマと 灰色の石。
自然の中の色の組み合わせは 素敵だ。
黄色の葉の中に ちょこちょこと緑と赤があるのもいいな。
緩やかな風に吹かれながら ぼ~っと景色を眺めてしまう。
牛首分岐まで来た。
ここから下って姥ヶ岳の方へと登っていくつもりなのだけど・・・
北側の景色が見えるところまで もう少し登ることにしよう。
心が落ち着く南側の草紅葉の景色。
ふと見ると、
道のそばに ニッコウキスゲの実。
中を覗くと まだ種が残っていた。
あの沢は西俣沢・・・かな。
下の方で四ッ谷川と合流するみたい。
あそこまで登ったら 鳥海山が見えるはず。
鳥海山、見えた~。
ガスで見えなくなる前に見ることができて よかったよ~。
もう少しだけ登ってみようかな。
この辺りの斜面、紅葉のピークには赤やオレンジがキレイなところ。
すでにだいぶ落葉しているけれど・・・
これはこれでキレイ。
ここから毎度眺めるのが 池塘。
そこより一段高いところ、1579mの標高点がある辺りの池塘も気になる所。
積雪期にドキドキするような雪庇ができる 柴灯森から続く尾根。
その斜面の下を流れる田麦川になっていくのかな。
私がキョロキョロしていると、
朝 ゲート前にいる時にお話した方が登ってきた。
山頂までのピストンだそうだ。
私が 山頂まで行かずに折り返すと言うと、
「ここまで来たら 山頂台地まで30分もかからないっしょ」
と励まして下さった。
ありがとうございます。
でも・・・
今日は、この景色を眺めたところで、折り返すことにします。
しばらく景色を眺めた。
鍛冶月光を見上げると、
さっきお話した方の姿はすでに小さく小さくなっていた。
では 牛首の方へ下ることにしよう。
毎度 地形が気になる北側の景色を眺め・・・
南側の草紅葉の景色を眺めながら 下っていく。
岩根沢・本道寺コースの大雪城にも行きたかったし・・・
肘折コースを山頂から少し下ってみようかなと思ってもいたけれど・・・
それは また来年になりそうだな。
そんなことを思いながら 山頂を振り返り、
牛首まで戻ってきた。
・・・⑤へ続く・・・