9:52 御浜から扇子森の方へと歩き出した。
薄っすら雪が積もった斜面。
いろんな模様ができていてオモシロい。
岩の向こう側に出ると いつものように稲倉岳を眺める。
そして 前方には・・・
これから登る 石々ゾーン。
雪の中に 赤くなった葉が見えているのも可愛いけど・・・
赤・黄・黄緑・・・と いろんな色の葉が見えているのも可愛い。
石にも小さく霧氷がついてるなぁ・・・なんて眺めていると、
右側から 可愛い声が聞こえてきた。
あなたでしたか。
雪の上を歩いたり・・・雪がついていない石の上を歩いたり・・・
あちらこちらに付いている霧氷を眺めたり・・・。
振り返ったら、
アカツカさんも登ってきているのが見えた。
そうですよぉ、初雪の後の晴れの日に登れるなんてタイミング、なかなかないですから、
せめて御田ヶ原まで行きましょうよ。
やや なだらかになった辺りで 青空が映る鳥海湖を見下ろして眺め・・・
御田ヶ原の方へ。
辺りについた霧氷が すでにとけてきているのを見ながら歩いて行くと・・・
山頂が さっきまでより大きく見えた~。
どんどん歩いて行って もっともっと山頂が大きく見えるところまで行きたい気持ちになるけれど、
相変わらず キョロキョロ・のんびり。
何だ?! これ?
まつ毛みたいで 何かと思ったけど、
ハイマツかな?
細い枝の1本1本に霧氷が付いている様子は
何度見てもすごいなぁと思ってしまう。
霧氷を見ると 風雪が吹き付けてきた方向がわかってオモシロイ。
枯れ草の間に紅葉の葉があって・・・
その上に 薄っすら雪が積もってて・・・
奥には 青い海と空!
御田ヶ原まで来たら・・・道に雪が。
もちろん、私も雪の上を踏みながら歩いて行きますよ。
石の階段を下りながら、
左側を眺めたり・・・
右側を眺めたり・・・。
雪があると、やっぱりワクワクしてくるなぁ・・・。
キョロキョロしながら下り・・・
10:21 御田ヶ原分岐まで来た。
私が『ふくらヨリ 七里』を眺めているうちに
鳥ノ海分岐の方から来た方が 八丁坂の方へと歩いて行った。
あれっ? 半袖&短パン!
軽装備でサクサク登って行くところを見ると、
普段からトレランとか それに近いスピードハイクをしている方のようだ。
御田ヶ原分岐を少し過ぎた辺りで振り返ると、
さっきお話した新潟のお二人と その後ろにアカツカさんの姿が見えた。
御浜までかな~と言っていた方たちに、おせっかいにも
「せめて御田ヶ原まで行きましょうよ!」
なんて言ってしまったのだけど、
3人とも 御田ヶ原まで来て景色を眺めて下さって うれしい・・・。
3人は おそらく御田ヶ原分岐から 戻るか鳥海湖の方を回るか、かな。
私は、八丁坂を登って まずは七五三掛へ。
景色を眺めながら ゆっくりと。
月山森・その奥の月山、さらに朝日連峰、うっすら飯豊連峰・・・
登るにつれて少しずつ見えてくる千畳ヶ原・・・。
道が斜面を回り込んでいくと、今度は近くも眺めて。
あら、あなたは どなた?
前日の風雪時を どこで どんなふうに過ごしていたんだろう?
ん? 雪が赤くなってる?
紅葉した葉から 赤い色素?が溶け出したようにも見えるけれど・・・
どうなんだろう?
しその葉やサツマイモの皮から 赤い色が出るのと同じなのかなぁ・・・。
斜面の下の方から水音が聞こえる。
見下ろすと、陽ざしで雪が解け、水が流れ出しているのだった。
この流れが、蛇石流となっていくんだなぁ・・・。
ここを緩やかに登ってくと・・・
右側に いつも気になる湿地。
正面の 石ゴロゴロを登ると もう七五三掛だ。
そうそう、『御山大神』の祠は・・・
と左側を見たら、崩れてしまっていた・・・。
石ゴロゴロを登って、少し行って・・・
10:40 七五三掛まで来た。
うわ~い!
景色を眺めながら 一息。
時間はまだある。
せめて文殊岳までは行きたいよね。
・・・④へ続く・・・