15:30 御浜から鉾立の方へと下っていく。
小屋の前は 陽が当たらず、雪が残っていた。
下の方に鉾立が見える。
あそこに下山する頃には、陽が沈む頃かもしれないなぁ・・・。
朝 凍り付いているように見えた大岩は、
この時間には ほとんど?雪が解けていた。
陽が少しずつ傾いてきて、
足元の植物も 辺りの景色も・・・
少しずつオレンジ色っぽくなってきた。
ここのツララは とけてなかった。
足元を流れる水の音が響いている。
左側の斜面から 右側の斜面へ、高い方から低い方へ 石畳の間を流れていくのだった。
ササの手前の少し掘れたところから ザーザーと水音が聞こえる。
雨水や雪解け水が あそこを流れていたのを知らなかったな。
この辺りの道は ずっと日陰になっていたようだ。
滑らないように気を付けて下っていく。
左側斜面、涸れ沢だと思っていたところを、
この時は 雪解け水が流れていて、石畳の道を横切っていった。
賽の河原辺りは もう日陰になってしまってるね。
前後に人がいなくて日陰を歩く時は 心細く感じるけれど、
少し前に 人がいると思うと大丈夫と思える。
石畳の急なところを下り終えた辺りには
水が登山道を流れていた。
影が少しずつのびていく。
河原宿へ抜ける辺りも 雪がだいぶ とけていて・・・
水路の方から 水音が聞こえていた。
石の上をトントン・・・と行ってみると、
流れてた~。
こっちから・・・
あっちの方へ。
この水路の水は、小砂川の方へ流れていくそうだ。
振り返ると、ついさっき歩いた辺りも日陰になり・・・
稲倉岳は オレンジ色っぽくなってきていた。
朝よりも 乾いて歩きやすくなった石の道を 下っていく。
・・・⑨へ続く・・・