根元に祠のあるブナの大木の後ろを回り、
斜面の東側を少し登ったところから 急な道を登っていく。
道が急な分、少し登ると景色がグンと変わる。
少し登って振り返ると・・・
木の枝の間から 奥に月山が見え・・・
また少し登って振り返ると・・・
さっきまでいた鳳来山山頂が 少し下に見えるようになっていた。
尾根を回り込むように 道が左に曲がると・・・
ブナの大木が現れる。
この辺りには、立派なブナがたくさんあるんだよね・・・。
ブナを眺めながら緩やかに登っていくと・・・
間もなく尾根に出る。
尾根の右側斜面を登ったり・・・左側斜面を登ったり・・・。
日陰になるところでは、
シダやカタバミなどが迎えてくれた。
やや急な尾根の道に、
自然の石を階段のように ずうっと置かれていた。
ぐっと急なところを登るたびに、
木々の枝の向こうに見える景色を眺める。
積雪期には見えない石の階段を、
一段一段 登って行く。
鳳来山が、さらに下に見えるようになってる~。
ロープが設置されているところを登っていくと・・・
今度は東側が見え、正面奥に丁岳があった。
昔からの参拝道だということは知っていたけれど、
こんなふうに 下からずうと石の階段がつくられていることに驚く。
急坂が終わり、道がなだらかになると
ブナ林だぁ!
・・・と思っていたのだけど、
想像していたブナ林と違ったのは、
雪が無い分、下にはササや灌木がたくさん生えていたこと。
積雪期には、雪の上にブナの木々が出てたからなぁ・・・。
それでも・・・
たくさんの人々が昔から歩いてきた道であることを思いながら、
苔生した石の道を歩いて行く。
先日 外輪から見下ろした時に赤っぽく見えたブナの木々の葉は、
林の中に入ったら こんな色だったのかぁ・・・。
ブナ林の中を歩く道、いいなぁ・・・
と キョロキョロしながら歩いて行くと、
積雪期にも目印になる木が目に入った。
上の方が折れてしまっている木。
登山道は この木の東側を通ってたんだなぁ。
積雪期 私は左側を限界杉の方へと歩いて行ってる。
両側に緑のササが生えている中、
緑のコケが生えた石の道を・・・
時々 黄葉したブナの木々を見上げながら 歩いて行く。
う~ん・・・
こんな風に晴れた日、
積雪期だったら ブナの木々の奥に真っ白な外輪が見えるんだけどなぁ・・・。
この辺りの幹は クネクネ。
台地に上がってから5分ほどで 限界杉のあるところに来た。
11:18 限界杉。
積雪期は 根元が雪に埋まっているので2本に見えるけれど、
1本の杉であることがわかる。
雪が積もって2本の幹が伸びている間を、
よく ウサギの足跡が通っているんだよね。
限界杉の先にも続いている石の道。
このまま登っていってみたい気持ちにもなるけれど・・・
今日は ここまでにしておこう。
辺りを眺めていると・・・
どこかから鳥たちがやってきて近くの木の枝にとまり、
お喋りしているように鳴き始めた。
どなたでしょう?
鳥の言葉が理解できたらいいのになぁ・・・と
この頃 よく思う。
時間はまだあるし、
本当は ブナ林の中で のんびりしていきたいところだけど、
独りだと そんな気持ちになれず・・・
「コーヒー&スイーツで のんびり一休み」せずに
折り返すことにする。
・・・あぁ、残念・・・。
・・・④へ続く・・・