鳳来山山頂から下っていく。
陽が高い時間帯。
木々の葉が 輝いて見える。
落ち葉が積もって歩きにくい急な道。
足の置き場に気を付けながら下っていく。
転ばないようにと 足元ばかり見て下ってしまいそうになるけれど、
時々立ち止まって 見上げたりする。
やわらかな光いっぱいの中にいることを感じて
うれしくなる。
巻き道と鳳来山山頂への分岐まで下ってきた。
ここからは ややなだらかな道。
さっきまで不安が大きかったのがウソのように
ゆったりした気持ちになって
辺りがキラキラして見えるのを眺めながら下っていく。
可愛い声でおしゃべりしていたのは どなた？
残念ながら 後ろ向き。
見上げたブナは、
青空に向かって のびやかに枝を伸ばしているように見える。
突然 真っ白な石が転がってるかと思いきや、キノコ。
毎度眺めるブナの大木の根元。
この辺りは つい小走りしてしまうのだけど・・・
何か目に入ると 立ち止まって見る。
陽の光に輝く木の葉とか・・・
足元でイキイキしてるコケとか・・・。
あそこまでの ちょっとした登りも 駆け上がっていく。
うわ～い！ 気持ちいいぞ～。
登り切った辺りで振り返ると、
木々の奥に 鳳来山と大黒台が見えた。
ここからは 緩やかに下っていく。
下っていくにつれ、ブナが多い林から
雑木林に。
登りの時には気づかなかったナナカマドの実が目に入り、
しばし眺める。
がっつしてる？
足元に シダや・・・
コケが 多くなって間もなく・・・
かくれ山分岐。
左の道へ。
午後の陽がさし込んで いい感じ。
ナナカマドの実や・・・
ドングリの実が落ちている道を歩き・・・
南高ヒュッテまで来た。
天気がいいからＨさん登って来られるかな～と思ったけど、
来られなかったんだな。
南高ヒュッテは、やっぱりストーブが焚かれている時がいいな。
積雪期に来るのが楽しみだ。
水場のある沢を渡り・・・
ダケカンバの下を通って・・・
午後の陽の差す木々の中の道を下っていく。
陽の光に透ける木の葉が ステンドグラスのようだった。
斜面を下り終え、道がなだらかになった頃には
そばを流れる沢の水音が大きく聞こえるようになっている。
戻りも ありがたく丸太橋を渡らせていただきます。
１２：５８ 開拓登山口に戻ってきた。
歩いてきた鳳来山～大黒台の辺りが見えるところまでいって眺めてから
帰路についた。
無雪期の湯ノ台道、なかなか素敵な道だったなぁ。
今回は 限界杉までだったけれど、
いつか滝ノ小屋まで歩いてみたくなった。
