鳳来山山頂で10分ほど休憩した後、
横堂の方へと下り始めた。
石が積み重なってるところを歩き・・・
巻き道と合流して・・・
横堂。
下りは ここから家族旅行村の方に行ってもいいかもね、
なんて話をして。
ここから家族旅行村へ下る道も、
独りでは 何だか歩くのが不安なんだよなぁ・・・。
登りに入る手前、祠のあるところで、
東側の歩きづらいところを過ぎると・・・
すぐに苔生した石の階段が現れる。
急なところにも落ち葉が積もっているので、気を付けて登っていく。
登るたびに・・・
遠くの景色を眺める。
そして 眺めるたびに、
さっきまでいた鳳来山が下に見えるようになって・・・
遠くまで見えるようになっていく。
急な道を登り切り、倒木をよっこらしょ!と越えて台地に上がると・・・
ナント 雪が現れた。
滝ノ小屋の手前では雪が出てくるだろうなと思っていたけれど、
もうここから出てきたとは。
冬装備を持ってくるのを忘れてしまったけれど、
この先 どうかな・・・と思いながら歩いて行くと
限界杉が見えてきた。
9:13 限界杉まで来た。
大きな杉の木の下で一休み。
前回は ここで折り返したので、
無雪期に限界杉から先を歩くのは初めて。
ワクワクしながら 限界杉から先の道を歩き出した。
ありゃ? 薄~い黄緑色の糞。テン?
何を食べたのかなぁ。
限界杉から先も続く 石の階段を
ブナの木々や その下に生えた植物などを 眺めながら
ゆっくり登って行く。
鳥たちの可愛い鳴き声が聞こえたので 立ち止まって見上げると、
鳴きながら 枝から枝へと飛び移る鳥たちの姿が。
ダメもとでシャッターを押してみる。
残念ながら、鳥はほとんど分からない・・・。
羽が茶色っぽく見えるけど、誰だろう?
白くてプックリしたお腹が可愛い。
よく見ると、ブナの葉の芽が たくさんついてるなぁ。
ちょこちょこ残る雪。
その近くに チョコンとキノコ。
見上げたブナの木々の枝先が赤っぽくなっているのは、
殻斗が残っているだけじゃなく、来年の芽が出てるのもあるのかな。
道のそばに 平べったい石を重ねたような岩。
台地に上がってから大きな岩は見ていなかったので、オオッと思った。
この岩の先も、
まだまだ苔生した石の階段が続く。
何人くらいの人が この道を歩いたんだろう・・・。
石たちは 記憶しているかもしれないなぁ。
振り返ると、東側の尾根が あんなふうに見えるようになり、
だいぶ登ってきたかな・・・と思う。
残っている雪も ちょっと増えてきたみたい。
この辺りは、雪が積もりやすいところなのかな。
細くてクネクネした木々が 傾いて立ってるし 倒木も多い。
だから、
雪がまだ少ない時は、この辺を歩くのが大変なんだったな。
動物の足跡だ。
小さい動物、誰だろう。
石の道のあちらこちらに雪が残っているところまで来たら、
奥に外輪が見えるようになった。
今日になってからの足跡。
誰だろう。
こんなふうに ずうっと石の階段がつくられているの、すごいなぁ。
西側を見ると、遠くに日本海らしきものが見えるようになっていた。
そういえば、この辺り、積雪期も眺めがよいところだったかも・・・
と思っていたら、
遠くに月山が見えるではないか。(ピンボケ~)
内陸の方は 雲海が広がってる。
どこの山なのかが分からなくて残念だけど・・・
遠くの山々も薄っすら見えてる・・・。
そして・・・
車道終点にある建物も見えたではないか。
テンション上がるなぁ・・・と思いながら
もう少し登ると・・・
素敵なブナの木々があり・・・
その先の道の東側が開けたところで・・・
また景色が見えた。
月山に・・・村山葉山・・・
その奥、雲海の向こうに薄っすら見えているのは・・・
蔵王と、そこから連なる北蔵王の山々だろうか。
ぼお~っと景色を眺めていると、
突然 たくさんの鳥たちが いっせいに目の前を飛んでいった。
誰かが現れたか?
あ、道にも誰かが現れた!
何となく・・・何となく・・・大きい動物のような・・・。
これは・・・ヤマドリ?
これは・・・誰だろう・・・。
これは・・・
逆ハの字の副蹄みたいなのも ある・・・ってことは、
やっぱりイノシシ?!
しかも、わりと新しい・・・
ガ~ン・・・
こんなところで イノシシに遭遇したくないよ~。
・・・③へ続く・・・