朝からスッキリした青空が広がったこの日。
先日 山歩きしたばかりだったので、この日は家のことをしなくちゃ、
と思っていたのだけど・・・
こんな日に山に行かなかったら後悔する! という気持ちが大きくなった。
遠慮しつつ夫に訊くと、あっさり
「行ってくれば~?」
の返事。
・・・もっと早くに訊けばよかったよぉ。( ノД`)
ということで、
急いで準備して山に行くことにし、9時過ぎに自宅を出発。
向かったのは、久しぶりの日本国。
山歩きを始めた頃、11月上旬に紅葉の日本国を歩いたことを思い出し、
木々の色づきが平年より遅い今年なら まだ紅葉に間に合うかも、と思って。
真っ青で穏やかな日本海を眺めながら府屋まで行き、
小俣地区のある方へ入っていく。
10時過ぎに旧小俣小学校の駐車場に到着。
先行者の車が数台停まっていた。
道路側にあった真っ赤に染まったモミジを眺め・・・
公衆トイレをお借りしにいったら・・・
予想通りカメムシがいたよ。
あれ? これもカメムシ? 初めて見たような・・・。
(後から調べたら、『マツヘリカメムシ』という北米原産の外来種だそう。
日本では2008年に東京で初めて確認され、その後急速に範囲が広がったらしい。)
10:21 道路の反対側にある 小俣登山口からスタート。
登り始めは 薄暗い杉林・・・のイメージだったけど、
この日は いきなり黄葉した葉が目に飛び込んできた。
ということで、
陽も差し込んでいて、思ってたより明るい杉林だった。
クロモジ・・・
これは何打だろう? イタヤカエデ?
これは・・・?
何の葉かわからないけど、黄色の葉がいろいろあるよ~。
目がチカチカしてきたので、
今度は 足元のシダを見る。
シダも なかなか覚えられないけど・・・
これなら分かる。ゼンマイだ。
これ、高館山でも見かける。でっかいヤツ。
水場の近くまで来ると、水音が聞こえてきた。
斜面を水が流れてくるところを横切っていく。
水の流れる斜面の石には コケが。
どの辺りから流れ出てきているのかなぁ・・・と 毎度 斜面を見上げてるけど、
わからないんだよなぁ・・・。
黄葉がピカピカ眩しい中を登って行く。
道の南側の斜面も ピカピカ。
眩しい・・・。
少し登って行くと、
黄色の中に オレンジや赤の葉も 加わってきた。
赤もオレンジ色も、光が当たるとまぶしい・・・。
眩しくて目がチカチカするたびに、
足元の緑に目を向ける。
そしてまた 上に目を向けると・・・
ドバ~ッと眩しさが押し寄せてくる・・・。
見上げても・・・
振り返っても・・・
キラキラ・チカチカ。
眩しいけれど、ワクワクだぁ。
足元の落ち葉を眺めるのも おもしろい。
道のそばの植物も。
次の春の芽を準備したショウジョウバカマもあれば・・・
ギボウシの大きな葉もある。
いつも以上に ペースがゆっくりになってるな。
立ち止まって眺めてる時間が長くて。
でも、
そうしたくなるし、そうせずにいられない感じ。
「そうだ、そうだ~!」と言ってくれてるようなマンサクの葉。
ここから少しの間、やや急な道。
ゴツゴツした石もあるから 上ばかり見てないで足の置き場に気を付けて登る。
この尾根道には、マツの木もある。
陽に透けるとステンドグラスみたい。
赤やオレンジのステンドグラス。
やわらかな黄色のステンドグラス。
ここにもやわらかな黄色・・・あれ?
これは もしかして、旧蕨岡道で見たタカノツメではないか。
こんな樹皮。小さなポツポツがいっぱい。
タカノツメの木は やわらかくて 『イモノキ』とも呼ばれるんだって。
これは・・・クロモジだな。
足元を確かめたり・・・
木々の葉を見上げたり・・・
もしかしたら 山頂に着かないかも・・・
なんて思うほど。
夕方 用事があるから、14時くらいまでには下山したいんだけど・・・
このペースで どこまで歩けるかなぁ・・・。
せめて蛇逃峠まで行って、
東屋で景色を眺めながらコーヒーを飲んできたいんだけど。
・・・②へ続く・・・